先輩が好きすぎてやばいです

体育 ページ11

貴方side


キーンコーンカーンコーン


｢はい！これから体育の授業を始める！！今日はハードルを跳ぶ練習をする！とりあえず男子から跳んでみろ！｣



.....





男子｢っしゃー！！体育！！｣


『はぁ.....体育か.....』


今日の授業は体育。

運動音痴の私からしては最悪な授業。


莉香｢そんなに嫌か？体育結構楽しいけどな。｣

女子｢そうだよ〜！楽しいよ体育！｣

『そうかな〜.....』


私のクラスは女子も男子も運動できる人が多い。
そんな中に１人運動音痴が入ってしまったってわけだ。


体育好きの集まりだが今日はやけに女子のやる気があるような気がする。

そんな時にある女子がぼそっと言った言葉、


女子｢あ〜やっぱりカッコいいな〜♡｣

女子｢だよね〜！｣

莉香｢誰が？｣

女子｢体育の先生だよっ！｣


先生？あまり顔をまじまじと見たことは無かったがそんなにかっこいいか？
私は後ろを振り返り男子の様子を見てる先生の顔を見た。


その時バチっと目が合った。


私は急いで目をそらした。


目が合ってしまいちょっとしか見れなかったがかっこいいとはこれっぽっちも思わなかったし翔太先輩のほうが何倍もかっこいいと思う。


あ〜.....助けてくれた時の先輩.....まじでかっこよかった.....


『ぐへへ.....』

莉香｢きも。｣


危ない、にやけてしまった。


｢次ー！！！女子だぞ！｣

女子｢はーい！！｣


笛の合図でハードルを跳んでいき、前の人が終わったら次の人とリズムよく進んでいく。

みんな運動神経がいいので綺麗に跳んでいくが特に莉香はずば抜けて運動神経がいい為誰よりも綺麗だった。


次に私の番。


とても緊張したがスピードをつけて跳ぶとハードルを跳び越える事ができた。

その後も2回目、3回目と跳ぶことが出来た私。


だんだんノッてきたと思ったがやっぱり私、松坂あいら。






派手に転びました。

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