不思議な夢 ページ26
『…………？』
目をあけると、暗い森の中にいた。
不気味で空気が冷たくて、孤独を感じさせられるような、そんな森。
あぁ、これはきっと夢なんだ、とわかった。
『……にしてもなんでこんな所に』
せっかく夢なら、もっと楽しいものが見たかったなぁ…。
森の中に一人というのはめちゃくちゃ寂しい。
『ホントなんなのこの夢…』
…寂しい、悲しい。
一生この森から出られないような気さえもしてくる。
ふと、一本の木を見つめる。
なんの変哲もない、ただの木
………だと思ったけど。
『…え？あれ？』
歌声が、聞こえる…？
ってあれれ、ピンク色のリボンが浮き出てきた？
って、何これ。
黄色い目まで浮き出てきた。
『誰…？』
猫のような耳、尻尾……と、どんどんいろんなものが浮き出てくる。
そして、見覚えのある形になった。
『…え？』
…それは、いつか映画で見たキャラクター、
“ふしぎの国のアリス„に出てくる、“チェシャ猫„だった。
「そんなところにつっ立ってどうしてたんだにゃあ？」
『え…』
ニヤニヤと笑うピンク色のチェシャ猫は、映画で見たまんまだった。
すごいっ……！
…って感心してる場合じゃなくって。
『…あの、私はどうして此処に来たんでしょうか？』
この人……じゃなくてこの猫に訊いていいのか分からなかったけど、とにかく訊いてみた。
「どうして此処に来たか？
それは君がイカれてるからさ」
『なっ………』
い、イカれてる……？
失礼な。
『どうして私がイカれてるって思うんです？』
「さもなきゃ、こんな所には来ないからにゃあ」
『は、はぁ……』
此処にいる=イカれてるってこと？
…わけわかんないや。
「もちろん、俺もイカれている」
と言ってからチェシャ猫は、私を見て再び口を開いた。
「まぁ、なにか知りたいんだったら、女王の所へ行けばいい」
『女王…？』
「そう、ハートの女王様さ。
君が来たらうんと可愛がってくれるはずにゃ」
『で、でもどうやって行くの？』
「賢い俺様なら……
近道するけどにゃあ」
チェシャ猫がそう言うと、木の幹に扉が現れた。
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
