かっこいい ページ19
＿＿＿＿ボンッッッ！！！！
もうダメだと思って目を瞑った瞬間、目の前で大きな音がした。
『っ………？』
一体何が起きたの…？
恐る恐る目を開けると、
火の玉は消えていた。
た、助すかった………？
安心してしまい、ヘナヘナその場に座りこんでしまう。
「Aちゃんッ！！」
「Aっ」
「大丈夫か！？」
「びっくりしたんだゾ！」
『あ……
監督生ちゃん、エース、デュース、グリム……』
心配した四人(三人と一匹?)が、座り込む私の元に駆けつけてくれた。
「Aちゃん、大丈夫！？怪我は！？」
『ありがと監督生ちゃん。怪我はないよ。
それにしても……』
誰が助けてくれたの＿＿＿＿？
私の疑問に答えるかのように、後ろから声がした。
「＿＿＿＿えっと、君…大丈夫だった？」
『え＿＿＿＿』
う、そ。
私に声をかけてきたのはいつも画面で見ていた人物
エペル・フェルミエだった。
どうして彼がここに？あ、合同授業だったんだっけ……と思っていると、
突然、監督生ちゃんが彼に抱きついた。
「えっ、か、監督生サン…!?」
「エペルくんありがとううううううっ！！！！
本当にありがとうっ、エペルくんが水の魔法でAちゃんを助けてくれたんだよね！？
ありがとう、ありがとう……っ」
『…え？』
わ、私を助けてくれた…？
『え…。
君……エペルくんが、わた…僕を助けてくれたの？』
思わず訊くと、恥ずかしそうに笑うエペルくん。
「うん……。
咄嗟だったけど上手くいった…かな？」
『………！！』
嬉しい。
顔も名前も知らないはずの私を、咄嗟の判断で助けてくれたなんて。
『…かっこいい』
「えっ」
『すごく、かっこいい……。
助けてくれてありがとう』
私がお礼を言うと、彼は恥ずかしそうに顔を赤らめてから
「無事ならよかった」と笑い返してくれた。
そのあと、監督生ちゃんはこれでもかってくらい彼にお礼を言い、エースたちも「お前やるじゃん！」と彼を褒め称えた。
でも。
「一体、誰があんな大きな火の魔法を使ったんだろう…。
あの大きさ、一年生が出せるとは思えないよ。水魔法で防げたのは運が良かっただけかもしれないし…」
エペルくんがふと口にした疑問には、誰も答えることができなかった。
…確かに、誰があんな魔法を使ったのだろう？
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
