第6話『あの人と君と私の気持ち』 ページ27
「お前は俺が土屋といると、必ず現れるよな」
当たり前のように食事をする玉森くんを見て、北山くんは呆れたようにそう言った。
「二人だけでズルいじゃないですか、俺も誘ってくださいよ」
「二人きりで話したいこともあるじゃんか」
「ないでしょ」
「勝手にお前が決めんな。あるよ、土屋と二人で話したいこと」
「何ですか?」
「それは土屋だけに話す」
一瞬だけ真剣な顔をした北山くんに、心臓がドクドクとうるさく鳴る。
「俺もありますよ?土屋さんと二人きりで話したいこと」
「へぇ」
「あ・・あれだよね?玉森くんはそういうこと言って私をからかってるだけだもんね?」
「どうして北山さんのは真剣な話しとして受け取って、俺のはいつもはぐらかそうとするんですか?自分にとって不都合な話を、からかってるで済ませようとしないでください」
多分、玉森くんは怒っている。
いつもは真っ白な肌が、少し赤みを帯びている。
「・・・ごめん」
「別に。90%くらいはからかってますから」
「な・・・・
「玉森に振り回されてんなぁ」
北山くんは私たちのやり取りを黙って眺めた後、呟くようにそう言った。
やっぱり、玉森くんとの同居は解消した方がいいみたいだ。
そうじゃなきゃ、私はいつまでたっても北山くんの気持ちと、向き合うことができないから。
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マキ(プロフ) - アニカさん» お久しぶりです。ちまちまとしか書けなくてなかなか筆が進みませんが、どちらとゴールするのか私も知らなくて困っています!笑どうにか完結したものをお届けできるように頑張ります(*^^*) (2021年12月12日 23時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - みゆたままさん» 頑張れるのか、後輩玉森!笑!北山さんと別れる理由もなさ過ぎて、どうしようかと思案してます( ゚Д゚) (2021年12月12日 22時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
アニカ(プロフ) - お久しぶりです。暮れに来て、またまた素敵な切ないお話!玉森くんが本当に玉森くんで(笑)食べちゃいたいほど可愛い!みっくんも不器用に優しくて泣けますね。やっぱりマキさんの作品が読めると、毎日HAPPYになります( ◜‿◝ )♡ (2021年12月8日 3時) (レス) @page1 id: c2540d2c8a (このIDを非表示/違反報告)
みゆたまま - 頑張れーー!!後輩たまもりーーー!! (2021年12月6日 0時) (レス) @page44 id: d71bf58877 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - すいさん» B型コンビのケンカ芸私も大好きです!玉森くんの飄々とした佇まいが好きなので、そういう雰囲気が少しでも出せればと思っています(^-^) (2021年11月14日 2時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
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