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目を覚ますと、キッチンの前で藤ヶ谷さんが腕組みをして考え込んでいた。
「・・・・あの、おはようございます」
「起きた?おはよ」
朝から爽やかで美しい藤ヶ谷さんを、ご来光を浴びたような気持ちで眺める。
「どうかした?」
「いえ!有難い気持ちになっただけです!」
「え?」
「あ!私のことはどうでもよくて、藤ヶ谷さんこそ、どうかしましたか?何か、考え込んでるみたいだったから」
「いや、大したことじゃないんだけど、朝食、どうするかなと思って。俺は普段、コーヒーとかフルーツですませることが多いから。真山さんは、それだけじゃ足りないかな?」
「そんな・・・すみません!私のことは気にしないでください。 通勤の途中にコンビニにでも寄りますから」
「ううん。一緒に食べよう」
「でも・・・
「一緒に暮らしてるんだから、一緒に食べよう。きちんと、二人暮らしをしよう」
「・・・藤ヶ谷さん」
「いい?」
「・・・はい」
「じゃあ、今日は材料なくて悪いけど、フルーツだけでいい?明日からちゃんと朝食作るよ」
私の頭をポンポンってして、藤ヶ谷さんは冷蔵庫に手をかける。
「私が作ります!」
「え?」
「それくらいさせて下さい」
「ありがとう。じゃあ、当番制にしよう。今日は俺が準備するから、明日は真山さんが作ってくれる?夕飯はそれぞれ帰宅時間はバラバラだろうから各自で。でも、同じ時間に帰ってこられたら一緒に食べよう」
この人は、どうしてこんなにも他人を気遣えるんだろう。
こんなに優しくされたら、いつかバチが当たりそうだ。
「藤ヶ谷さん」
「ん?」
「藤ヶ谷さんが優し過ぎて、どうしていいのかわかりません」
人の優しさに慣れなさ過ぎて、抗議するような言い方になってしまう私に、藤ヶ谷さんは穏やかに微笑んだ。
「優しくされてればいいんだよ」
ドキドキする。
緊張する。
わけがわからなくなる。
藤ヶ谷さんの一言が、その表情が、私を平静ではいられなくしてしまう。
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マキ(プロフ) - ひとみさん» 藤ケ谷さんは絶対女性に優しいイメージがあります!私の好み1000%で書かせていただくことになると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! (2021年4月15日 16時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 藤ヶ谷課長が優しくて素敵です! (2021年1月26日 19時) (レス) id: fa74b460d6 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - ★mmiioo★さん» 藤ヶ谷さんはひたすら優しい藤ヶ谷さんになりそうです!私が好きなので笑! (2021年1月26日 0時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 優しい課長の藤ヶ谷くん(*´∀`)♪ 今後の展開に期待です! (2021年1月19日 0時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
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