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「毎日毎日昼休みになる度に〜！」
新堂さんが玉森先輩とランチをしに出かけた後、三条さんはそう言って髪をかきむしった。
「三条さん落ち着いて？ランチくらいいいじゃん」
「いいわよ？ランチくらいじゃんじゃん行ってちょうだいよ！だけど毎日顔会わせるのが嫌なの！絶対すれ違い様に私に嫌味言っていくのがむかつくのよ！」
「三条さんも言い返してたでしょ？」
「千賀くんはどっちの味方なのよ〜！」
胸ぐらを掴まれた千賀さんの身体がグラグラに揺れている。
「三条さん、千賀さん苦しそうです」
私の声にハッとした三条さんは、ようやく千賀さんを解放した。
「ごめんごめん」
「新堂さんと喧嘩したりしないでよ？俺、止める自信ないからね？」
三条さんと新堂さんを止められるとすれば、それは、玉森先輩以外に適役はいないんだろう。
「・・・・あの、新堂さんはどんな人なんでしょうか」
私がそう尋ねると、千賀さんは柔らかい声で笑った。
「大丈夫。いい人だよ？玉森のことに関しては少し情熱的になって見境がなくなっちゃうんだけど、結婚してしまえば、きっと新堂さんも落ち着くよ。玉森はモテるからさ、きっと心配でたまらないんだと思う」
・・・心配。
そうだな。
玉森先輩は、いつだって女性を惹き付けてしまう。
それは、玉森先輩の意思とは関係なく、自然にそうなってしまうから、高校生の時、玉森先輩の彼女だった人も、いつも神経を尖らせていたような気がする。
「・・・新堂さんも大変だけど、玉森さんも大変ですね、きっと」
「え？」
「あ、いえ・・・・人から好意をたくさん受けるって、きっと大変だろうなって。だって、全ての気持ちに応えることはできないから」
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にかみつば(プロフ) - マキさん» いえいえ。読んでみたいなと思った物から読んでいたので、教えてもらってなかったら後回しにしてしまっていたと思うので、素敵な作品に出会えて嬉しかったです。これからも楽しみにしています。 (2020年7月13日 22時) (
レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - にかみつばさん» こちらを既に読まれていると勝手に思い込んでいました(>д<)ネタバレでしたね！すみません( ；∀；)この話はなかなか辛いものがありますよね。自分で書いてて可哀想って思ってました笑！ (2020年7月13日 16時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - 他小説へのコメントの返信を拝見しこちらも読んでみたくなりました。優しさを優しさと受け取る事が許されない切なさや、婚約パーティーに出席しようと決めた心情などが丁寧に書かれていて引き込まれました。この主人公の女性の心も綺麗過ぎて泣けます。 (2020年7月12日 1時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - にかはるさん» ありがとうございます(*^^*)切ない気持ちになってくださって嬉しいです！先は私にも全然見えてなくて怖いですが、《2》にも遊びにきていただけたらと思います(^-^) (2020年5月31日 10時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
にかはる(プロフ) - 切なすぎて号泣です！！続きも楽しみにしています！ (2020年5月29日 23時) (レス) id: 1c69577c40 (このIDを非表示/違反報告)
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