episode5 『星に願いを�◆� ページ7
交際0日で結婚とはさすがにいかなかったけど、俺とAは、あの日の俺のプロポーズから3ヶ月で結婚した。
「北山さん」
「ん〜？」
「この本、どこに置いたらいいですか？」
「A」
「はい」
「敬語やめてよ。それから名字呼びも」
「なんか照れくさくて」
「何で？俺なんてプロポーズしたその日から、ちゃんと名前で呼んでるのに」
「北山さんは、羞恥心とか、あんまりそういうのないでしょ？」
「あるわ！」
「あんなふうにプロポーズしたくせに？」
「プロポーズに照れも外聞もねーだろ」
「あれは恥ずかしいですよ。みんな未だに話題にしてるみたいだし」
「そのプロポーズを受け入れたのはお前だろ？」
「だって、幸せになれるっていうから」
「なれるよ？ってかもうなってんじゃない？」
引越しの荷解きの手を止めて、俺はAの背中にくっつく。
「やめて？早く片付けなきゃ・・・
強引に俺の方に振り向かせて、それから唇を塞いだ。
「ねぇ、お願いだからちゃんと荷解きしよう？」
そんなことを言うAの声も、だんだん甘さを含んでいく。
「荷解きできる？この状況で」
「・・・私は、できる」
「俺は無理だよ？」
Aの手を引いて、寝室まで連れていく。
「寝室は真っ先に片しといた」
「・・・変態」
「男が変態じゃなくてどーすんだよ」
Aをベッドに押し倒して、それからきつく抱きしめる。
「好きだよ」
好き、大好き、愛してる、愛しい。
他は？
他に、この気持ちを表せる言葉はないのかな。
こんなありふれた、使い古された言葉しか、どうして俺は知らないんだろう。
「・・・・・・みっくん」
「その呼び方・・」
「小さい頃、そう呼ばれてたんでしょう？なんか、可愛いから」
「A」
愛してるの代わりに、君の名前を呼ぼう。
君の名前を呼ぶ時、俺は必ずそれに意味を込めるから。
この先、何千回も何万回も君の名前を呼ぶから、君にも俺の名前を呼んで欲しい。
そうやって過ごす日々は、きっと、君と俺で創り出す幸せにあふれている。
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マキ(プロフ) - さっこさん» 連投すごーく嬉しいですよ(*^^*)更新したお話に反応もらえると、読んでくださる人がどう思われているのかがわかって励みになるんです＼(^^)／自分で書いているから、それが面白いかどうなのかは自分ではわからないので！いつもありがとうございます！そして移行します笑 (2020年10月30日 2時) (
レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 連投になってしまうから控えようと思うのに、我慢できません…！1話更新されたら、また初めから読み返しちゃって…そしてまた泣くっていう無限ループに陥っています…情緒が不安定です(笑)辛い…けど続きが読みたい…(笑)マキさんの書くお話は期待しかありません！ (2020年10月30日 1時) (レス) id: 522c851c21 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - さっこさん» 新しい北山くんのお話も読んで下さって嬉しいです！タイトルは色んな含みをもたせてこれに決めました。熱血で愛情深い北山くんの姿を少しでも描ければと思っております(*^^*) (2020年10月29日 19時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 2話分で号泣する私がいます(笑)海ちゃん、ちゃんといい子に育ってるのはお姉ちゃんを見てるからだよー（ ; ; ）と主人公に伝えたいです！つい、お節介おばさんになってしまう…(笑)何があっても私は北山くんを信じています、タイトルに救いの希望を持ってます…！ (2020年10月29日 0時) (レス) id: 522c851c21 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - ナナさん» 暖かいお言葉、ありがとうございます(*^^*)好きだと言ってくださる方だけに、読んでもらえたらなぁと思っています(^^) (2020年10月26日 21時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
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