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玉森さんを送り出した後、今日が燃えるゴミの日だったと気づいて、慌ててゴミを出しにいく。
同じ階に住んでいる女性とすれ違って、「おはようございます」って会釈をした。
「何ヶ月ですか？」
そう尋ねる彼女の視線の先には、私のお腹。
「あ、もうすぐ5ヶ月です」
見る人が見れば簡単にわかるくらい、私のお腹は大きくなっていた。
「旦那さん、かっこいいですよね？」
「え？」
「羨ましいなぁ。あんな旦那さんだったら、何されても許せそう」
女性は一人でしゃべって、一人で納得して、私が答える間もなく消えて行った。
・・・旦那さん。
そっか、何も知らない人からすれば、私と玉森さんは、そんな関係に見えるんだ。
玉森さんにとって、それはとても迷惑な話だろう。
渡辺くんが私を迎えにくる気配は一向にない。
それでも玉森さんは、『絶対迎えにくるよ』って、いつも私を励ましてくれる。
渡辺くんが迎えにくるまで、ちゃんと二人暮らしをしようって、私に居場所まで与えてくれる。
私は玉森さんに、どんな恩返しができるだろう。
お金もないし、特別綺麗なわけじゃない。
たくさんの現金を渡すことは不可能で、玉森さんの目の保養にもなれない。
あ・・・そうか・・・。
私にできること、１つだけあった。
私にできることは、一刻も早く、玉森さんの家を出ていくことだ。
渡辺くんを悠長に待っている場合なんかじゃない。
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マキ(プロフ) - たまりんさん» うわぁ！随分前に書いたお話でしたが、読んでいただけて嬉しい(*^^*)しかも苦手なジャンルなのに、このお話がたまりんさんの大好きなお話になれたのなら、当時頑張って書いたことが報われます！ (2020年6月4日 19時) (
レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - 一番大好き (2020年6月3日 11時) (レス) id: afad14c6fa (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - 読んでみたら (2020年6月3日 11時) (レス) id: afad14c6fa (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - でも、 (2020年6月3日 11時) (レス) id: afad14c6fa (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - こんにちは。マキさんが書く玉ちゃんが大好きです！でも、正直こういう複雑な身の上の女性とのお話は苦手で、今まで避けてきました。マキさんにパスワードをおしえていただき、一気に他の作品は読んだけど、やっぱりこちらのお話は最後に残ってしまいました。 (2020年6月3日 11時) (レス) id: afad14c6fa (このIDを非表示/違反報告)
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