伝えろよ ページ9
『それで、フレッド、話してくれる？』
「え？何を？」
『しらばっくれるなんて良い度胸ね。ジョージの言ってた�犢�れ薬�瓩�なんなのか説明してちょうだい』
「あー……」
フレッドはチラリとジョージに視線を送る。なんとか助けてくれ、と目で訴える。
「A、その件なんだが、明日でいいか？俺ちょっとフレッドに話があってさ」
『……逃げないと約束するならね』
「大丈夫だって！俺を信じろ。必ず連れて行くさ。だから今日のところは勘弁な？」
『まったく……分かったわ』
フレッドはジョージが助け船を出してくれたことに感謝したが、ジョージが「話がある」と言っていた事が引っかかった。また怒られでもするのだろうか。
そんな事を考えながら、Aがチョコレート作りに使った鍋やら調理器具やらを一緒に片付け、少しの間、雑談を交わした後、3人はお互いの寮へと戻った。
「あのさジョージ、話って？」
寮に戻るなり、フレッドはそう切り出した。ジョージはそのままクルリと振り返る。
「フレッド、明日、Aと2人きりで話す機会を俺が作ってやる」
「ん？おう」
「それで明日、Aに告白しろよ」
「はっ？」
突然ジョージがそんな事を言い出すので、フレッドは素っ頓狂な声を上げてしまった。
「お前もAが好きなんだろ？だったら隠すなよ。俺に遠慮なんかせずにAに気持ちを伝えろよ」
「いやいやいや、俺は良いってそういうの」
「フレッド、お前、俺が大事で、幸せになって欲しいって言ってたよな？」
「言ったけど…」
「俺も同じだフレッド。俺もお前が大事で、幸せになって欲しい」
フレッドはジョージの言葉にたじろいだ。
「Aがフレッドを選んだとしても、俺は恨みはしないさ。それはAの意思で、俺が何をしても変わることはない。だからさフレッド、俺に遠慮するな。自分の気持ちに正直になれよ」
「……」
笑いながら自分の背中を優しく叩いてくるジョージに、フレッドは力なく頷いた。
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ひな(プロフ) - まじ愛してますこの2人続き待ってます🥲 (2月5日 16時) (
レス) @page17 id: ace5d13a98 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好き好き好きです (9月10日 10時) (レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 灰さん» ありがとうございます^ ^この後の双子がどんな反応をするのか…！！ (9月3日 19時) (レス) id: f78adbc1d3 (このIDを非表示/違反報告)
灰(プロフ) - 更新ありがとうございます。ライバルの登場で双子がどうするのかワクワクドキドキ、楽しみです^ ^ (8月24日 8時) (レス) id: aeb9b27ec4 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます^ ^双子に愛される夢主羨ましすぎますね……！ (2023年3月10日 0時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2023年3月6日 17時
