【マギ】秀外慧中かくあれかし【幼女戦記】

第五幕 これなんのチート？ ページ6

突然だが、私の副官は優雅という、年齢24の男だ。

もとは従者で、私が検査した結果航空魔導師に適性がある事が発覚。副官へと任命した。

私が将軍になり頂いた部下は8万。軍としては不足気味に思えるだろう？

なんと、その中の役５万人が魔導適正がある。魔導師は少数精鋭で、4人で小隊、小隊3個で中隊、中隊2個で大隊の、24人構成だ。増強大隊が中隊3個で36人な、超精鋭だ。

しかも、最小での兵の運用が単独飛行とかいう代物。

「副官、滞空時間4桁に届くくらい訓練させろ。指導兵は、副官の優雅と、古参の葉月、貞行、それぞれの中隊長に任せる。魔導適正のない戦闘機部隊はこっちだ」


そう言って、戦闘機の置いてあるところへ連れて行った。

「さて、まずは古参兵の付き添いをつけた上で離陸訓練をしてくれ。上手い者が指導兵となるから、心して挑め。古参兵のなかで大尉、記録を共にしようか、こちらへ来い」

「はっ」

大尉と共に全兵の記録をとった結果、皆が皆優れたマゴイ量であることが判明。指示する者が優れていればすぐにでも運用可能なほどだと思われた。

「では、それぞれの戦闘機にマゴイを登録しろ。戦闘機は2人で一台、裏切りをしたものは銃殺刑に処す」


まあ、裏切りを出来るわけもない。

私のジン、グシオンの力により、裏切りを、抑制する事が可能だからである。

もしも、機密事項を誰が我が隊のもの以外に話そうとすると、脳死するとかいうとんでもない代物だ。

最悪頭が、爆発する。(物理的に)

「ああ、抗命も処分だ。戦闘機で逃げようとも九八式で撃墜してやるから安心しろ。まあ、今のところは訓練に従事してさえいれば問題ない」

一息置いてから、拡声魔導で強調して言った。向こうで航空魔導師としての訓練をしている者にも聞こえるように。

「我々は煌帝国の軍人だ！ 祖国を守るために全てを捧げよ！」

「「拝命いたしました！ 以後、よろしくお願いします。元帥！」」

「元帥ではない、大佐だ」

そういうと、呆れたとでもいうかのような声で大尉が

「最高地位が元帥であるといったのは元帥ですよ」


ああ、大佐が最高士官だと言えばよかった、と思った私であった。

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