検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:83,695 hit

しょーじょのおへや ページ46

見覚えのある、メリーヴェさんの部屋の扉。

無断で入るにはやっぱり抵抗があって、少し立ち止まった。

総「何してんでィ、早く入りなせェ」

「・・・はい」

沖田さんがまるで自分の部屋のように極自然に部屋へと足を踏み入れる。

オマケに催促までされてしまった。


なんだろう、マイペースな人だ。

勝手に部屋に上がり込んだ上、ソファーにふんぞり返っている沖田さんを見て思った。


あった。

畳んで隅の方に置いておいた、黒い塊。

それを拾い上げて軽くシワを伸ばす。

「あの・・・」

着替えたかったので沖田さんに部屋を出るか目を閉じていてもらおうと思ったのだけれど。

総「嫌ですぜィ」

私の様子を見ていた沖田さんに、言い出す前に否定されてしまった。

仕方がない、私が廊下に出るか。

そう思ってドアノブに手をかける。

総「着替える必要はない、ってことでィ」

沖田さんの声が耳の横で響く。

耳に吐息がかかってくすぐったい。

背中に、沖田さんの熱を感じた。

いきなりのことで麻痺したようになっている私は、

私の両側から扉を押さえる沖田さんの手を視界の端にぼんやりと見た。

「・・・どう言うことでしょうか・・・?」

これがいわゆる壁ドンだと言うことに気付いたのは、

クルリと強制的に振り向かされた時。


部屋の電灯が後ろから照らしている沖田さんの顔は、とても神秘的で。





美しかった。

しょーじょのおへや→←ろーか


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

沖田さん

「好きですぜ、その顔」


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
113人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きい(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします! (2019年8月29日 6時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
あおいひつじ(プロフ) - きいさん» ありがとうございます!そう言って頂けて幸いです!これからも、1日1話を目標に更新がんばりますので、どうぞよろしくお願いします!! (2019年8月28日 20時) (レス) id: eda71cecc1 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - いつも楽しみにさせて頂いてます!これからも頑張ってください! (2019年8月28日 20時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおいひつじ | 作成日時:2019年8月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。