くらい、へや ページ35
「人の部屋に無断で入るとは、どんな輩かと思ったんですがねぇ。
まさか、こんなお嬢さんだったとは」
後ろで扉が開き、笑いを含んだ男の声が響く。
慌てて振り向くとさっきの男が立っていた。
こうして見ると、やっぱりメリーヴェさんに似ている。
「初めまして。Aと申します」
場違いだとは分かっているけれど、つい癖でペコリと頭を下げた。
すると男は1つ頷き自己紹介してくれた。
ここまでの彼の動作だけでは、悪役になんて見えないだろう。
でも、そうでないことはこの殺気と血が物語っている。
「あの子と仲良くしてくれてありがとう」
どうやら、メリーヴェさんの叔父さんらしい。
私の考察はだいたい合っていたみたいだ。
「お嬢さん、折角名前を教えて頂いたのに申し訳ない」
そう言って男が動いた。
その瞬間、扉が開きメリーヴェさんが飛び出す。
「メリーヴェさん!」
私が何もできずに立ち尽くしている間にメリーヴェさんは男に飛びかかり、
恐ろしいほどの速さで応戦した男に抑え込まれてしまった。
敵意。
私にじゃない・・・
・・・メリーヴェさんに対する、敵意。
「離せ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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沖田さん
「好きですぜ、その顔」
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きい(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします! (2019年8月29日 6時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
あおいひつじ(プロフ) - きいさん» ありがとうございます!そう言って頂けて幸いです!これからも、1日1話を目標に更新がんばりますので、どうぞよろしくお願いします!! (2019年8月28日 20時) (レス) id: eda71cecc1 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - いつも楽しみにさせて頂いてます!これからも頑張ってください! (2019年8月28日 20時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおいひつじ | 作成日時:2019年8月4日 19時