笑った人数・二十四人 ページ28
不死川邸の中に引きずられながらも入ったにこはパパッと靴を脱ぐとサッサと部屋に入ってバタバタとある入れ物に駆け寄って行った。
不死川「あ!おいコラァ!!勝手に触るんじゃねェ!!!!」
『いいじゃんいいじゃん!!この子、実弥より私になついてるって!!!ねー!!』
そう言うとにこはスリスリと黒光りする、入れ物から出したそれに頬ずりした。
『久しぶり!!かぶちゃん!!!』
にこの笑みに答えるように手の平の上のカブト虫がカシャカシャと動いた。
不死川「誰だよ!!変な名前つけんな!!!」
『なんでぇ!!?可愛いじゃん!!!あははっ!!』
不死川「可愛くなくていいんだよ!!!」
『胸元すっごい開けてるような助平に言われたくないよぉ〜!!!あははっ!!助平!!!助平〜っ!!』
不死川「うるせェ!!!」
不死川の胸元を指差して爆笑するにこの顔面にばかでかい氷のうが投げられた。
『ぷへぅ!!』
その拍子に宙に放り出されたカブト虫をサッと取り返した不死川はそれをさっさと元の入れ物に入れた。
『あぁ〜〜〜!!!かぶちゃん〜〜〜!!!』
残念そうににこが入れ物の中のカブト虫に手を伸ばすと
不死川「いいからお前はそのイカれた頭を冷やしとけェ」
『ええっ!!?ひどいっ!!!!でも間違ってないっ!!!あははははははっ!!!』
不死川「口の中にも氷入れるぞ」
『それはやだっ〜〜!!』
再び氷を構えた不死川ににこは青ざめるとパッと口をおさえて部屋にある机の下に逃げ込んだ。
不死川「さっさと出てきて鍛練しねェならもっと突っ込むぞ」
『あ、それはやるっ!!!!やるから氷はなしねっ!!!』
不死川「わかったからさっさと出てこい」
ちょっと警戒してそろそろと出てきたにこだったが途中で何かを思いついたのかパッと頭をあげた。
ゴツンッ!!!
まぁ、予想通りにこは机の角に頭を強く打ちつけた。
『いったぁ〜〜いっ!!!ううっ……でもねっ!!実弥っ!!私思いついたの!!!頭をずっと冷やしとくために氷のうをおでこに巻きつけて鍛練するのはどうだろっ!?』
不死川「……お前のその風邪気味なのとたんこぶができてるのとイカれてる頭にちょうどいいんじゃァねェか」
でかでかとたんこぶができているにこの頭を見て不死川はそう呟いた。
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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
み - いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時