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彼方side
俺は医者に呼ばれて、一回部屋の外に出た。
医 「白石なつめさんの体調不良の原因は、ストレスと見られます。何か思い当たることはありますか?」
一 「いいえ。」
そもそも俺はなつ…96猫と知り合ったのはつい最近。
それもこの春になってから。
なんだろう。
なんかおかしい気がする。
教えてくれたっていいものなのに。
戻ったらすぐ聞こう。
それで俺はすぐに中に戻った。
それで96の妹のAちゃんが出ていく。
俺はすぐに口を開いた。
一 「あのさ、96。」
な 「なに?そらるん。」
そう。俺は歌い手のそらる。それで天月を通して知り合った。
一 「なんか、隠し事してるでしょ。誰にも話さずに。ねえ、教えてよ。」
はあっと大きな息をつく96。
な 「やっぱ、そらるんには叶わないね。鋭い人やと思ってた。でもな。教えたくない。申し訳ないけど。」
一 「なんで?無理しなくていいんだよ。一人で抱えないでよ。96には笑顔でいてもらわないと。」
そうすると、96の瞳から涙がじわっとわいてきた。
な 「ごっ、、ごめっ。」
一 「謝らないでよ。言うなら「ありがとう」でしょ。」
な 「グズッそらるん、ありがと。あのな…」
そう言って96が話してくれたのは、Aちゃんの話。
歌い手のkarとして活動を始めたものの、アンチコメが絶えないらしい。
それをAちゃんにも打ち明けられず、それからAちゃんのためにワールズエンドダンスホールを編曲しようとしたものの、上手くいかないとのことだ。
Aちゃんへの心配だろう。よっぽど好きなんだろうな。
一 「アレンジは、諦めな。スズムさんに頼んだげる。Mixはそらるさんがやったげる。」
な 「やっぱり持つべきは眠そうなそらるさん、だな!」
一 「それ意味不明。抱え込まないでよ。いつでも頼っていいから。」
な 「ありがと。」
また泣き出しそうだったので、96を腕で包んだ。
そうしたら、肩に顔を埋めてきた。びっくりしたけど、頭をポンポンしといた。
ガラッ
と、その時Aちゃんが帰ってきた。
やばいね。慌てて離れたけど、完璧に誤解されたな。
『あのー。二人ってそういう関係ですか?だったら私邪魔なのでいなくなった方が…』
二人でぶんぶん顔を横に振る。きっとこれがまた怪しく見えるんだろうな〜。
な 「違う違う!わしと彼方、知り合ったのこの春休み中やし!?な、彼方?」
よし、黙ってた罰としてちょっとからかってやろう。
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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm!?私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです!訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(゚Д゚)スゲェ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴらず | 作成日時:2018年5月13日 20時