検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:172,623 hit

2 ページ3

次の日の朝。

な 「A!起きて起きて!」

『え?』

だって、まだ朝の4時ですよ?遂に頭いかれた?
というわけで、おやすみ〜

な 「ねえ、まじで!」

え、まって。なつめがうるさくて眠れない。しょうがない。起きるとするか。

『ちょっとだけだよ?すぐ寝るから。』

な 「え、まじで?やったー!」

いや、お前が言ったんだろうが。てゆーかなつめ、猫みたいだな。
なつめの部屋に連れていかれる。

な 「ほらほらほらみてみてみてみて!」

いや言い過ぎでしょ。
見せてくれたのはなつめのパソコン。

『なにこれ。』

《ニコニコ動画》と書かれたサイト。そこには、《歌い手》というくくりになっていて、一番上に動画があった。

な 「ほら、これ!みて!」

動画をクリックするなつめ。そこから流れて来たのは、私の歌声だった。


な 「でね、これ。一番上にあったやろ?それ、今話題の動画って意味なんよ!」

『いや、待って。これ誰がいつやったの?』

な 「わしがやった。昨日帰ってすぐ。」

『で、この《歌い手》とやらはなに?』

な 「このサイトで《歌ってみた》投稿をしてる人たち!」

『で、なつめは昨日私の歌を録音していたと。』

な 「そういうことやね。.....A、怒った?」

多分、私が急に下を向いてうつむいたからだろう。

『なんで?』

な 「わしがこんなこと勝手にやっちゃって…」

しゅん.....とうなだれるなつめ。
種明かししますか。


『いや!嬉しい!なつめが私の歌を聞いてくれてたと思わなかったから!てっきりつまんなくてケータイいじってたのかと.....』

そしたら、なつめに抱きつかれた。

『なつめ!』

な 「ほんまに良かった.....!で、この動画なんやけどさ.....」

『ん、まだなんかあるの?』

な 「ちょっと新人として大注目されちゃって.....大騒ぎになってるんよね。」

『へ?新人のどこが注目のポイントなのさ?』

な 「歌い手で新人が出てくるのは日常茶飯事なんやけど、昨日、12/29は、同時に二人の新人が初投稿。しかも二人とも超絶ウマイ。」

『え、私って歌うまいんだ.....てかもう一人って?』

な 「この《まふまふ》って人。」

『え、ちょまち。私の活動名なんて登録したの?』

な 「まだ何も入れてへんで。それも問題なんよ。新人歌い手は名前がないって。」

『あ、マジか。』

な 「で、名前!考えんとな!」


なんか、いつのまにか歌い手になっていました。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm!?私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです!訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(゚Д゚)スゲェ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぴらず | 作成日時:2018年5月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。