待望 ページ48
んーーーーー
手のひらを空に向け渋い顔をして伸びをしているA
ハ「どうした？」
『途方もないなって思って』
白龍の力を持つ子が一族の中から生まれると
程なくして先代白龍の力は失われる
そうしていつの日か
また龍の力が必要とされる時まで
血を繋いでいかなきゃならない
自分の意志なんて関係なく繰り返される運命
"絆"なのか"呪い"なのか
『そんな途方もない力を借りに来たんだね』
私は
この絆を
知って…いる…
どうしてこんなに
胸がざわつくのか
この里に来てからどうもおかしい
ハ「…やめとく？」
ハクがそう問いかければ
柔らかく微笑み腰から刀を抜きハクへと向ける
『もう決めたこと，後戻りなんてしない』
その凜とした姿にハクは思わず目を見開き固まってしまう
ったく…お前には敵わねぇな…
顔を片手で覆うハクの姿を不思議そうにAが覗くと
ガヤガヤ
背後の方が何やら騒がしい
「お待ちください！白龍様！」
？「そこの女」
後ろから声をかけられゆっくりと振り返ると
そこには白き龍の青年が立っていた
ドクっ
ドクン…
ユ「ちょっ…A!?大丈夫？」
なぜ彼のことを白龍だと思ったのか
言葉では説明ができない
ツー…っ
頬が涙で濡れ
その場から動けなくなる
まるで両腕両足を縛りつける鎖が
一つ解かれたかのように
心が軽くなってゆく
あぁ
もしかしてずっと寂しかったんだ
ずっと前から…寂しかったんだね
絆であろうと
それが
呪いであろうと
それでもいいから
こうして
繋がっていたかったんだ
私は
自分の中にある
この時
初めて思い知らされた
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください！ (2018年6月3日 10時) (
レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます！作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ranx | 作成日時：2016年9月3日 18時
