龍の隠れ里 ページ46
『ユーン』
霧が濃くなってゆく森の中
返事が…ない
『おっかしいな〜』
近くにいるハクのことさえ見えないため気配でその存在を確かめる
！？
あれは…
『ハクっ！！』
「ん？どこにいる？何も見えん」
『こっち！早く！ユンが…ユンが消えた』
そこにはユンの羽織と荷物だけが地に残されていた
ザァーーーー
風が木々を揺らし始めどこからともなく声がする
"去れ"
"この地を立ち去れ"
"これ以上踏み入れれば神より天罰がくだるだろう"
「霧に隠れて天罰た」
『さぞご立派な神なんでしょう…ねぇ』
ハクが大太刀を振り
Aが手を振り上げ風を巻き起こすと一瞬で晴れてゆく霧
そして露わになる
二人を囲むように木々の上で弓を構える者達の姿
「主ら何者」
「一振りで」
「それにあの女…風を操っただと？」
『あなた達龍の里のひと？』
「我々一族を知っているようだな.ならば生きて帰すわけには行かぬ…先程の小僧もお前らの仲間か？」
ユンを連れていったのもこの人達か…
さてここで戦っても何にもならないし
話し合い…
なんてする気ないか
Aが思考を巡らせていると
シュ
矢がAの方へ飛んでくる
とっさにしゃがみ避けようとすると矢を落とすために振られたハクの大太刀が頭上をかすめその拍子に鬘がとれてしまう
『…ハク兄？』ニコ
殺気満載でハクに笑顔を向けるA
「いや…矢が飛んできたもんだから。それにお前なら避けるだろうと」
真顔でそう告げるハク
『矢よりあんたの刀の方が怖いわっ！！』
ハクの動きまで神経巡らせてないんだからねとギャーギャー耳元で騒いでいると
空気がざわつき始める
「赤い髪…」
「まさか」
「いやしかし少女だ」
…？なにごと？
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください！ (2018年6月3日 10時) (
レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます！作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ranx | 作成日時：2016年9月3日 18時
