神の声が呼ぶ谷 ページ36
がばっ
ハクがいない…
あの傷でどこに…
ハク兄…ハクッ…
独りにしないって言ったのに
嘘つき
『ハクのバカーーー!!』
「_心外だな…Aどうした?怖い夢でも見たか?」
ハクだ…
『どこにいってたの…ぐすっ…』
ギュウ
思わず抱きつく
「///ちょっ…痛ててて…この大刀を探しにね」
『だったら起こしてよ!そんなケガで…死んじゃうかと…思った…勝手に…行かないで』
"私"とゆう存在を受け入れてくれる存在
『ハクは…ハクだけはそばにいなきゃダメ』
涙が溢れてとまらない
…悔しい
こんな泣き虫
泣き虫は卒業したはずなのに
またハクにバカにされる…
「…なんか死にてぇな…」
えっ
「そのぶっさいくな泣き顔が結構キたから…いっぺん死んで…お前が…どんだけ泣くのかすげぇ見たい…」
顔に手を添えられ近づくハクの顔
唇と唇がそっと触れる
・・・
『あぁー!!』
キーン
「お前この近さでその大声…」
『いや…前にスウォンにキスされたこと思い出して…姫さんと勘違いしたんだろうけど…なんだろ…今時の青年は皆すぐ接吻するものなのか…?以前女官たちが挨拶代わりに接吻をすることがあると…そんな話をしてたのを耳にしたことがあったし…』
「おぃ…スウォンが…何だって⁉」
えっなんか怒ってます?
「お前な…そうゆとこスキがありすぎるんだよ…」
トン
力が抜けたように
ハクの頭が肩に乗る
ハク…?
「お前…髪」
『あぁこれ、私この髪がずっと嫌いだったし…だからいいんだ!軽くなったしね!』ニコ
微笑みながらイクスの家へと足をむけるA
ザァー
そのうしろ姿を夜風が包み込む
"そばにいなきゃダメ"なんて
簡単に言ってくれる
お前はいとも簡単にオレの手からすり抜けて行くんじゃないかと…オレは…
俺の方こそ…
お前がいなきゃ
ダメなのに
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください! (2018年6月3日 10時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます!作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ranx | 作成日時:2016年9月3日 18時