新王即位 ページ33
夜明けか…
実に綺麗な
戴冠式に相応しい暁の空
高華国王の象徴であふ赤い龍の城
いつかこの城に還るのだと
心に誓っていた
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『あれ?スウォン様!』
てててて
そばに駆け寄ってくる可愛いA
ス「A見ないうちに背が伸びたんじゃないか?」
『本当⁉うれしいな!』ニコ
何故だか素顔を頑なに見せようとはしないA
この幼い娘がなぜそこまでするのか
この時は考えようともしなかった
「スキありっ!」
ぽか
ハ「妹に手を出さないでもらえますか?スウォン様」ニヤニヤ
ス「ハク!いいなぁヨナはハクとAが従者で」
『じゃぁ王になってよスウォン様』
えっ?
ハ「たしかにヨナ姫と婚姻を結んで王になって下さいよ」
ス「そんな!私がヨナと結婚なんて」
『でも私たちが欲しいんでしょ?』
…まったくこの子は…人の気も知らないで…
ス「それは言葉のあやだよA」
あやの意味がわからないのか
ポカンとしているA
はぁ…
ハ「ま、どっちにしろ姫さんと結婚して次期国王になるのはスウォン様しか認めねぇけど…その時は俺は貴方様の右腕となり滅びの時までお二人の傍にいて差し上げますよ,あっもちろんAも一緒な」
『お得な物件!高華の雷獣と神風がいれば怖いもんなてないもんね!』
笑いあう
ハクとA
穏やかな時間
今が…
この時が…ずっと続けばいいのに
ス「あぁそれは…」
きっと
私が王になる時
ヨナもハクも
ス「幸せは夢ですね」
そして…Aも私の傍にはいない
『スウォン…じゃなかったスウォン様!早く姫さんのところへ行かないと!』
あたたかい…
こんな日は少しだけ迷う
ギィィィーー
でももう
"右腕"はいない
ぬくもりをくれた
愛する少女も
踏みつけ切り捨てて
ここまできた
「あれが新王陛下…まだお若いがユホン様の嫡子であられるからな」
「おぉ…あのユホン様の…」
「ならばきっと素晴らしい王におなりだろう」
ーー新王陛下万歳ーー
テウ「長老…帰っていい?めんどくさい人がいっぱいだ」
ムンドク「ダメだ」
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください! (2018年6月3日 10時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます!作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ranx | 作成日時:2016年9月3日 18時