朱い髪 ページ31
ーー緋龍城ーー
「スウォン様」
ス「何ですか?ケイシュク参謀」
ケ「火の部族カン・スジン将軍のご子息カン・テジュン様がお会いしたいそうです」
あの者か…
何の用だろうか
ス「やぁすみません〜お待たせしましたテジュン殿」
いつものように明るい声で自分をごまかす
もうこれにも慣れてしまった
ス「今日はどうされました?」
…!?
"絶望"
見据えたテジュンの顔にはまるで生気がない
テ「大事な…即位式前日に申し訳ありません。貴方様に…どうしてもお渡ししたい物があって参上しました」
その手には見覚えのある
朱い髪
ーーヨナ姫が亡くなられましたーー
…いま何と…
テ「風と火の土地の境…北山にてハク将軍とヨナ姫を追いつめ…あと少しというところでふたりは谷底へ…私が…あの方を…殺した…どうか…罰を…お与え下さい」
ヨナ姫とハク…
やはりAの情報がまるでない
どこにいるんだっ…
A…
ス「今日は城でお休みください、明日の即位式は出席してくださいますよう」
テ「そんな私に罰を!どうか!スウォン様様」
テジュンの叫び声も虚しく
その場を後にするスウォン
そっと受け取った髪に顔を近づける
…⁉
この香りは…
口づけをした際に抱きしめた時の香り
忘れられない
甘い誘惑の香り
まさか…
死んだのは…A…なのか…?
121人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください! (2018年6月3日 10時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます!作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ranx | 作成日時:2016年9月3日 18時