朱い髪 ページ29
Aとハクが離れたのをいい事に
火の部族が一斉にハクを攻撃し始める
ハクは出血によりフラフラになりながらも
なんとか応戦する
ーテジュンsideー
ゆっくりと近づいてくる
ヨナ姫
ゾクっ
な、なんだ…
城を追われもっと精気を失ってると思ったが
やっと手に入れられる愛しいヨナ姫
「ヨナ姫…まさかそちらから来られるとは…そんなに警戒しないでください。私は貴女を迎えに来たのです。明朝にはスウォン様が新王に即位なさいます」
だまってこちらを見据える瞳
ビリ
なんだこれは…
身体がこわばる
「お可哀想に姫様…陛下を亡くされ城を追われるなど…。貴女が私と来てこの件を公表すれば貴女を追い出した憎きスウォンを玉座から引きずり降ろし陛下の仇を討つ事ができます.ですから…姫、私と…」
『…カン・テジュン…お前そこまで知っていて…なぜ火の部族は風の部族に圧力をかけた…?』
「いやあれは父上の…」
『真実を知っているのなら風の部族を追い詰める前に,罪のないハクを殺す前にお前のすべき事があるはずだ』
燃えるような瞳
なぜだ…
なぜ目がそらせない
『私は…お前たちとは違い影に生きる者…けれど道理も分からぬ者の言葉に耳を貸す程落ちぶれては…いない‼』
影に生きる者だと…?
幼くて
弱いはずの姫が
その紅い髪が
己を焼き喰い尽くす
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください! (2018年6月3日 10時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます!作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ranx | 作成日時:2016年9月3日 18時