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風の部族 ページ23

ハ「姫様…見えてきましたよ…風の部族"風牙の都"です」

腕の中で眠る姫につぶやく









ぐぉーー


寝ている門番が二人

ドカッ

ハ「見張りはお昼寝の時間かこの部族は?」



「ハク様?」
テウ「へー久しぶり10年ぶり?」
ヘンデ「将軍クビにでもなったー?」


ハ「相変わらずゆるいな…」


へ「そういや〜Aも戻ってきたし城でなんかあったの〜?」


!?
ハ「あいつはどこにいる!?無事か!?」




「Aは…」









『ていっ!まだまだまだ』


テ「ご覧の通り一族を鍛え上げております〜」


『あっハク!遅かったね!』
いつものように面をつけ黒髪の
見慣れた妹の姿


けれど身体の所々に生傷が








無事で…よかった…



ヘタっ

その場に座り込むハク


『ちょっどうしたのハク?姫さんはどこ?』









ハ「…ヨナ姫は道中…
疲労とショックのせいか意識を失ってしまった」

今は部屋で横になられている
そう悔しそうに唇を噛み締めるハク



そんなハクの肩にそっと手を添える


『大丈夫だよハク。姫さんは…大丈夫』ニコ

サァー…
優しい風が吹き
不思議と心が落ち着いてゆく



ハ「しっかし…お前がヨナ姫の影武者だったとはな…」


『ごめんね。誰にも言ってはいけなかったから…』ニコ



ハ「イル陛下が亡くなって…姫さんはさぞかし辛いだろう…悲しいだろう。でも…お前は…お前だって自分を押し殺して今まで生きてきたんだろ…自分を偽り…」

オレはそんなお前に気付けなかった
気付いてやれなかった
あんなに側にいたのに…


"近すぎるのも考えようだな"

なんでこんなときにあいつの言葉が…
くそっ


ハ「お前はこうして向き合ってる…姫さんにも…オレは…ちゃんと向き合って欲しい」

この現実と…
逃げずに向き合って欲しい


目を覚ますことを拒むように眠り続ける我が主

オレはなにもしてやれない…


『ねぇハク。どちらが不幸かなんて…そんなこと天秤にかけて、それで勝ったって…誰もなにも嬉しくないよ』


!!


ハ「…すまねえ…」

オレは…何を…



『色々あってハクは混乱してるんだよね。私だってそうだよ。でもね今は…今できることをやるしかない。それを今考えるしかない…一緒に…ね?』


差し伸べられた手



全く俺の妹は…
たくましいこって…

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- 続きが読みたいです。パスワードを教えてください! (2018年6月3日 10時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます!作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ranx | 作成日時:2016年9月3日 18時

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