ちぎれた絆 ページ14
"お優しいのですね陛下は…"
こんな私に居場所を下さった
こんな私を必要としてくれた
優しい陛下
"A…私はそんなに良い人ではないよ"
哀しそうにそう微笑んだ陛下…
これは夢なのか
悪夢を…見ているのか
スウォンの話が受け入れられない
怒り・憎しみ…憎悪が身体を埋め尽くしていく
ダメだ抑えないと…くっ…
カタっ
カタカタ…
部屋の置物たちが静かに動き出し
風が吹き荒れてゆく
その時
バンっ
「スウォン様っ！！！」
「準備は全て整いました！」
「国王が…では本懐をとげれれたのですね！」
「この娘はヨナ姫では…？」
「姫に…まさか見られたのですか？ならば話は早い。殺しておしまいなさいスウォン様。姫とその従者の口を封じるのです」
まずいな…
この人数相手では庇いきれない
『姫さん…逃げてください。私が時間を稼ぎます』
ヨ「嫌よ…Aも一緒に…こんな大勢…あなたでも無理よ」
『大丈夫ですよ姫さん。すぐに追いつきます』ニコ
ダッ
「ヨナ姫を追え！！」
『そうはさせないっ』
ブワッっ
部屋に突風が吹く
くそっ…何人か行かせてしまった…
ハク…どうか気づいて…
ヨナを…守って
ス「これが…神風たる所以ですか」
『この風は…大切な人を守るために使う力。決して…大切な人を傷つけるためのものではない…だからこんなところで使いたくはないんですよ…スウォン様っ…』
幼い時からの体質…
風が味方をしてくれる…
ス「私も貴女を殺したくはない…A。どうか…貴女は私の側にいて下さい…」
どうして…
そんな悲しい顔をするの
母にすがる子供のようなあなた
不覚にも側で支えなければと思ってしまう
吹き荒れていた風がだんだんと収まってゆく
ス「さぁ…私と共に。一緒にいてくれますよねA」
差し出されるスウォンの手
スウォン…ごめんね
きっと何か言えない理由があるのでしょう
イル陛下を殺さねばならない理由が
でも私は貴方のしたことは許せない
我が主はこのイル陛下そして皇女ヨナ姫
あなたではない
バシッ
スウォンの手を払いのけヨナの元へと向かった
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狐 - 続きが読みたいです。パスワードを教えてください！ (2018年6月3日 10時) (
レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi1101kanno(プロフ) - 私も続きが読みたいのですがパスワードがあって読めません。 (2018年5月25日 20時) (レス) id: 69e2cc9efd (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 私も続きが読みたいのですが、パスワードが分かりません。 (2018年3月27日 8時) (レス) id: 2e15afb312 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - 続きが見たいのですがパスワードが分かりません｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ranx(プロフ) - あやさん読んで頂きありがとうございます！作成の時パスつけることがありご迷惑をおかけしております(;ω;) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcf6d0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ranx | 作成日時：2016年9月3日 18時
