検索窓
今日:139 hit、昨日:92 hit、合計:399,917 hit

4.ー藍sideー ページ5

代表合宿のために東京に移動してきた次の日の夜。
みんなでご飯を食べていると、テーブルに置いていたスマホが震えた。

までは良かったけど……


西田「お!Aちゃんから電話!」

大塚「ちょっと藍!何してんだよ、早く出ろって」

藍「いや、俺が見るより早く二人が食いついたんやん……」

石川「珍しくない?この時間に電話って」


祐希さんがそう言うものだから、確かに……
とちょっと不安になる。なんかあった?
でも今は食事中だし、先輩たちがいるのに電話に出るのは失礼よな……

なんて考えていると、電話は切れてしまった。


西田「何やってんだよー。藍がチンタラしてるから電話切れちゃったじゃん」

大塚「彼女の電話に出ないとか冷たい彼氏だなー」

藍「いやいやいや。俺は先輩方がいる前で電話に出るのは失礼やと思って、」

石川「藍。そんなの気にすんな。今すぐ彼女に電話してこい」


いけ!ほら!とみんなに促されて、それじゃあ……と遠慮なくスマホを持って席を立った。



着信履歴からAの名前をタップして電話をかけ直す。
2〜3回のコールのあとで大好きな彼女の声が聞こえた。


《もしもし藍くん?いま電話して大丈夫だった?》

藍「ごはん中やけど大丈夫だよ。どした?」

《え、ご飯食べてるとこだったの?ごめん、また後で掛け直すよ》

藍「いいのいいの。祐希さんたちが電話しろ言ってくれたんやから」

《なんか申し訳ないな。別にたいした用じゃなかったから》

藍「あ、そうなの?珍しい時間に掛けてくるからなんかあったんかと思った」


なんとなく、Aの声に元気がない感じもするし?
たいした用じゃないってやつが、その原因?


藍「A、大したこと無くてもいいから話して。俺に話したくて電話してきてくれたんやろ?」

《うん·····じゃあ、聞いてくれる?》

藍「うんうん」


遠慮がちに話し始めたその内容は、思ってたんと少し違ってた。

藍「A、そんなんで悩んでたん?俺がイタリア美女と浮気してるって」

《藍くんはそんなことしないって分かってるよ。ただ、そんな話をされたせいか、藍くんに会いたくてたまんなくなって。それで、》

藍「なにそれ。超可愛い」

「え?」

藍「できるもんなら、今すぐそっちに飛んでいきたいくらい可愛い。好き」

《てっきり、「俺のこと信じてないの?」って怒られるかと思った》


あ、そーいう考え方もあるのね。
でもAが可愛いから怒る要素なんてどこにもないけど?

5.ー藍sideー→←3.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (295 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1294人がお気に入り
設定タグ:高橋藍 , 龍神NIPPON , 石川祐希・西田有志   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます!藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます! (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めー | 作成日時:2023年10月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。