３０．ー藍sideー ページ32
よっしゃ。
今日はしっかりストレートで勝てた。
気持ちの切り替えはうまく出来たし、ここからギア上げて残り全部勝ってこ！
藍｢あ、有志くんおつかれさまー｣
西田｢おー、藍。あ、ちょうどよかった、ちょっときて｣
藍｢え、なになに？｣
移動の車に向かう通路で有志くんに会ったんだけど、何やらスマホを構えて俺のこと呼んでる。
西田｢いま奥さんとテレビ電話してたんだけど、Aちゃん一緒におるって｣
藍｢えっA？どれどれ？｣
Aと聞いたら見ないわけにはいかないっしょ。
有志くんのスマホ画面を覗くと、『お、藍くんおつかれさま』と古賀選手が手を振ってくれた。
藍｢あ、お疲れさまでーす。今日はAと一緒って聞いたんですけど、寮にいるんですか？｣
紗理那『そうそう。Aがお菓子つくってくれてね、それを二千華も交ぜた3人で食べながら応援してたよ』
藍｢わー、ありがとうございます。お陰でしっかりストレートで勝ちました！｣
そこへ奥から｢紗理那さーん！お持ち帰り用に紙袋に入れたんでこれもってってくださーい｣とAの声が聞こえた。
うーん。声だけでも可愛いって罪やわ。
紗理那『ありがとー。あ、藍くんいるしちょっとA呼ぼっか』
藍｢お願いしまーす！｣
西田｢ちょっとは遠慮しろよ(笑)俺と奥さんの時間なくなるやろ｣
藍は自分のスマホで喋ったらいいじゃん、って言われたけど、A呼んでくれるっていうんやもん。
断る理由なんてないやん？
古賀選手の隣にひょこっと顔を出したAは、俺に気づくとパアッと表情が明るくなった。
うーん……可愛い。最高。
『藍くん！おつかれさま〜！これからホテル戻るの？』
藍｢そうそう。A今日も応援してくれたんだって？ありがとね｣
『藍くんが出る試合は全部応援するよー。あ、そうだ。今日ね、藍くんの応援グッズ作ったんだよ。二千華さんがインスタにあげてくれるっていうから、後でみてみて』
藍｢ほんまに？Aの手作り？｣
結構自信作なんだから、とドヤ顔のA。
紗理那『あれ本当にすごかったよ。Aの藍くんへの愛を感じたね』
藍｢ほんまですかー？じゃあインスタ楽しみにしてます！とりあえず、これ有志くんのスマホなんで、俺は一旦ここでサヨナラしますね。Aあとでまた連絡する｣
『はーい。ばいばーい』
有志くんにお礼を言ってスマホを返すと、｢あとで通話料とるからな｣って言われた。
いやこれ無料通話やん。
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めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます！藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (
レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます！ (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めー | 作成日時：2023年10月10日 0時
