検索窓
今日:141 hit、昨日:92 hit、合計:399,919 hit

3. ページ4

「……」

慧美「どうしたA〜?そんな怖い顔して」

「さとみさぁ〜ん……」


同じリベロの福留慧美さんが、インタビューを終えて戻ってきた私に話しかけてくる。
さっきのインタビュー終わりのやり取りを説明すると、慧美さんはヨシヨシ、と頭を撫でてくれた。


慧美「わざといじわるな質問してくるなんて、向こうも性格悪いなぁ」


そこへ愛里沙さんと琴奈さんも集まってきて、みんなで私の慰め会が始まった(笑)


愛里沙「待って。由紀子がおったらチーム京都が全員集合や。由紀子呼んできて」

「愛里沙さん、私出身は京都じゃなくて秋田……」

愛里沙「そんなん関係ないって。高校から活躍したAも立派な京都人!それより由紀子ー!」

由紀子「私ならここにいますよー。Aがぶすっとしてるから気になって」

慧美「Aがあのアナウンサーに嫌〜なこと言われたって。まったく、うちの可愛いAになにしてくれてんの」

由紀子「これは藍に報告案件だね」

「いや、由紀子さん。別にそこまでしなくても……」


私は藍くんに言うほどのことじゃないって思ってるのに、みんな「藍に報告だー!」って逆に私より怒ってる(笑)


「みなさんありがとうございます。なんか、その気持だけで嬉しいです。もう大丈夫なんで練習しましょ?」

慧美「Aはドライだな〜。こういう時って大好きな彼氏に会いたくなったりしないの?」

「それは……会いたいですよ〜。会いたいに決まってるじゃないですかあ」


藍くんに会いたい。とっても会いたい。
だけど今は日本代表として、大会に向けて調整している大事な時期。
公私混同は良くないから、バレーだけに集中しないと。


由紀子「A、我慢しようとしてるでしょ?」

「え?」

由紀子「大会に向けてバレーに集中しなきゃ!って考えてるんじゃない?」

「なんで分かるんですか……」


由紀子さん、エスパーなんですか?


由紀子「1年間とはいえ、Aとは高校で濃い〜時間を過ごしてきたからね。みんなよりはAのこと知ってるつもりよ」

愛里沙「我慢する必要なんて無いって。藍くん今こっちにいるんでしょ?練習終わったら電話でもスカイプでもしたらいいやん」

琴奈「そうそう。Aのこと大好きな藍くんならちゃんと話聞いてくれるって」

「なんか……みんなの口から藍くんの名前が出るだけで、藍くんが恋しくなってきます……」


本音をポロッとこぼしたら、「ノロケかーい!」と一斉にツッコまれた。

4.ー藍sideー→←2.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (295 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1294人がお気に入り
設定タグ:高橋藍 , 龍神NIPPON , 石川祐希・西田有志   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます!藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます! (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めー | 作成日時:2023年10月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。