２３． ページ25
二千華｢でもさ、まだ残り５試合あるんだよ。ここでクヨクヨしてらんないし、きっと次は切り替えていつものみんなが戻ってくるって信じよう？｣
｢そうですね。こんなんで終わる人たちじゃないですもんね。残り全部勝てばいいんですよね！｣
二千華｢そうそう。その勢いで応援もがんばろ！そうだA。一緒に写真撮ろ？インスタにあげたいんだけどいい？｣
｢あっ、いいですよ！撮りましょ〜｣
二千華さんが自分のスマホをポケットから出してカメラを起動させると、インカメにして二人で顔を寄せ合って写真を撮った。
二千華｢お、結構いい感じに撮れたよ。このまま載せていい？撮り直す？｣
｢えーっと……あっ、全然いいです。そのままで｣
二千華｢じゃあさっそく載せちゃうね〜｣
そう言ってスマホでインスタをいじり始めた二千華さん。
その様子を、横からじっと見てみた。
二千華｢えーっと、……桜井選手と寮のテレビで龍神NIPPONの応援してました！悔しいけど、まだ次がある！……っと。｣
わー、手際いい。
何をどうしてるのか分かんないけど、あっというまに画面にさっきの写真がコメント付きで載せられたのは分かった。
二千華｢Aタグつけていい？こんな感じ｣
｢タグ……？｣
二千華さんに見せられた画面を見ると、
#龍神NIPPON
#ワールドカップバレー
#パリオリンピック予選
#お茶の間アリーナ
#桜井A
#�盒桐�応援隊
#ちゃっかり背番号12のユニ着用
｢最後のふたつ、必要ですか？｣
二千華｢必要｣
｢ファンの方が見て炎上したりしないです？｣
ほら、今って何がきっかけで炎上するかわかんないじゃん？
私が原因で二千華さんのインスタが炎上したら嫌なんだけど。
二千華｢それは分かんない。もし炎上しても、それってAへの嫉妬でしょ？しれっとラブラブアピールしてくんなー！とか。そんなの無視してたらいいんだよ｣
二千華さん、結構キモが据わってますね……。さすが日本を代表するミドルブロッカー。
二千華｢そういやさ、Aはインスタやらないの？｣
｢私ですか？うーん……高校時代にも友達から勧められたんですけど、そんなのやってる暇あったらバレーしたいって思ってたくらいなんで｣
二千華｢真面目だなあ〜。でもさ、Aも20歳になったんだし、それを機にインスタ始めてみたらいいじゃん。分かんなかったら教えるしさ｣
｢うーん。ちょっと考えてみます｣
大会が終わったら藍くんに相談してみようかな？
２４．ー藍sideー→←２２．《OQT男子第２戦．vsエジプト》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます！藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (
レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます！ (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めー | 作成日時：2023年10月10日 0時
