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《桜井選手、今日の試合を見てどうでした?高橋選手の活躍凄かったですけど》
カメラを向けられたまま、クルーのひとりがそんなことを聞いてくる。
これ、いつか全国放送で流れたりするのかな。
藍くんが期待の眼差しを私に向けてる。
とりあえず、思ったことはそのまま伝えよう。
「さすがオールラウンダーって感じですよね。攻撃は皆さんご存知の通り申し分ないですし。レセプションとディグの安定感も羨ましいくらいです。あそこまで腰を落として腕を横に出すと上半身がブレそうになるんですけど、彼にはそれが無いんです」
藍「わー。嬉しいけどめっちゃ選手目線やん(笑)」
「え?そういうことじゃないの?」
藍「もしかしてずっと選手目線で試合見とった?」
「いや、そうでも無いけど·····」
藍「そこよ!ここにいる皆さんは、選手やなくて桜井Aっていう1人の女の子として見た時の俺の感想を求めてるの。俺も聞きたいなー」
藍くんの言葉に、質問を投げかけてきたスタッフも大きくうなずく。
藍「で?どうやった?」
「えぇー……」
うう、藍くんのキラキラした期待のまなざしがしんどい(色んな意味で)。
「えーっと……かっこよかった、です」
藍「かっこよかった、いただきました〜」
やったー、と嬉しそうに笑顔でガッツポーズをする藍くん。
藍「ちなみにどこが?どんなとこが良かった?」
「それも言うの?!」
藍「聞きたい」
ぜひ教えてください、とカメラクルーのみなさん。
うわーん。私に味方はいないの……。
藍「はい、桜井選手!高橋藍のどんなところがかっこよかったですか?」
「……いっぱいありすぎて決められないよ〜!」
もう勘弁して!と恥ずかしくて顔を手で隠す。
顔っていうか頭が熱を帯びて熱い。
そんな私を見て、藍くんはケラケラと笑ってる。
藍「いや〜……幸せですね(笑)これ以上いじめると可哀想なんでやめときましょっか」
藍くんが満足そうにカメラクルーに言ってるけど、これって単に私がいろいろ言わされて終わっただけじゃん……。
藍「じゃああとは、ちょっとだけ二人きりの時間くださいね。せっかく久しぶりに会えたんで」
《どのくらい久しぶりなんですか?》
藍「2ヶ月ぶりくらい?」
「うん。お互いがネーションズリーグのファイナルラウンド終えて帰国して、藍くんがアジア選手権に向かうまでの間に。1度だけ」
同じ大会でも、男子と女子で日程も開催地も違うから見事にすれ違いまくりなんだよね。
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めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます!藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます! (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めー | 作成日時:2023年10月10日 0時