2 ジェヒョ ページ2
「ねー、これほんとにオッパ？」
『ブーッ！』
オッパが飲んでいたジュースを吹き出す。
オッパの肩にもたれかかっていた私も飛び上がる。
「もー！なにしてるの？！」
ここはblockbの宿舎。リビング。
メンバーに完成したMVをお披露目してもらっている。
「あーあ。かかった？平気？」
そう言いながらタオルを渡してくれるゆぐ。
ゲホゲホと咳き込んでいるオッパがおかしいのか、ゲラゲラ笑い転げてるジホとキョンオッパ。
ジフンはテイルオッパとキャーキャーしてる。
「A、ジェヒョに見えないの？」
テイルオッパは涙を拭きながら聞いてくる。
え、だって。
「だってこれかっこよすぎない？！」
そう言うとみんな大笑い。
ジホオッパなんてヒーヒー言いながら
「なんだよ！惚気かよ！」ってジフンの肩をバンバン叩いてる。
『Aこれはちゃんと俺だよ！見えない？』
「見えない！だってかっこよすぎる！いつものオッパじゃない！」
『ひどい！』
『痩せてみえるのか？』
笑いを堪えながらミニョクオッパまでそう言う。
「オッパはすごいイケメンなんだよ！それは分かってるけどいつもの残念感がない！すごい！ほんとにイケメン！」
『A〜〜』
『褒められてるのか貶されてるのか分かんない！』
ジェヒョオッパが泣き真似をしてる。
「オッパ。ごめんね」
ソファの上でオッパの方を向く。
「だってオッパがいけないんだよ。かっこよすぎるから」
「私だけのオッパなのに」
「いつもはこーんなに可愛いのにMVじゃすっごく男らしい！」
「これ誰にも見せたくないなぁ。またペンが増えちゃうよ」
『A〜！』
そう言ってオッパはわたしを抱きしめて、ぽっぺにチュッとキスをしてくれる。
『オッパはAのものだよ！Aだけのもの！』
『ほんとにAは可愛い！可愛い！』
ギュッとオッパにしがみついて、2人でソファーの上でポッポし合う。あー、幸せ。
「ねっ、オッパみかん食べる？」
『たべる！』
「はい、あーんして？」
『あーん』
『おい』
ふと、声がして私とオッパは同時に振り返る。
「『あ』」
『お前ら俺らのこと忘れてんじゃねーぞ』
ジホが誰よりも呆れ返った顔でそう言う。
『続きは部屋でやれ、部屋で！』
リビングから放り出されてしまった。
『俺のAがジェヒョに取られちゃうなんて』
キョンオッパがそう叫んでる。
『俺やっぱりAを食べる〜！』
そう言ってオッパが部屋のドアを開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん(プロフ) - すーんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。中々思うように出来ませんがまた見てください。ありがとうございます (2016年8月20日 1時) (
レス) id: be474ec87e (このIDを非表示/違反報告)
すーん(プロフ) - ハマりました！更新まってます！ (2016年8月20日 0時) (レス) id: dc57f5d664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らん | 作成日時：2016年8月17日 0時
