私／俺のこと、覚えていますか？【イナダン】

＃１５ 発進 ページ17

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　花咲 side



「射出ゲート、オープン！」



拓也さんの指示が飛ぶ。



さ。いよいよ行くんだね。



「カウントダウン、開始！」



バンが声を張り上げる。



あたしももうすぐ出発だ！



「イカロス・ゼロ！山野バン、行きます！」



バンがグリップを押し出すと、ＬＢＸはレールを滑走して、一気に空へと飛び出した。



「イカロス・フォース！大空ヒロ、行きまーす！」



次に、ヒロのＬＢＸが空へ飛び出す。



そして、バンのＬＢＸに並んだ。



……と。あたしのとこも、準備完了！



「ミネルバ改！花咲ラン、発進！」



あたしのＬＢＸ、ミネルバ改は３番目に飛び出した。



フォーメーションが空中で組まれて、降下体勢に入っていく。



その間に、ライディングソーサ部隊が射出された。



編隊の先頭はあたしたち。



「全員、スタジアムのグラウンドに降りるぞ」



ジンが冷静に指示をだす。



そして、あたしたちに気付いた、あの時のＬＢＸが銃撃開始。



銃撃をかわし、近づいてくるものは容赦なく破壊。



………これストレス発散になるｎ((



「それで、どうするんだい？この数じゃかなり不利だよ」



ユウヤが声をあげる。



けどねぇ、ユウヤ。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿言われなくてもわかってるよ！！





　霧野 side



俺は声を失った。



驚きのあまり、声にならない。



さっき、ＬＢＸが来たときの数倍は驚いていると思う。



だって、今上空で戦っているうちの一人に。



俺の実の妹、花咲ランが、いるのだから。



「また違うのがきたぁ！」



信助がそう言って、天馬にしがみつく。



………………いや、あいつらは敵じゃない。



俺が保証する。



「俺たちは夢でも見ているのか……………」



雪村は、誰に向けてでもなく言ったような感じだ。



だが返答する。



一番夢じゃないのかって思ってるのはな、俺だと思うぞ、雪村。



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ダン戦…わかんね((殴

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