『パパ』があいつで、私が『ママ』で・・・・？３【霧野蘭丸】 (ページ35)

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９８　とりあえず、即通報しよう！ページ35

A「・・・蘭丸遅くない？」

飲み物を買いに行った蘭丸が帰ってこない。
何故だ←

＊＊＊＊＊＊＊時は、１５分前にさかのぼる。

A「ほへぁあ・・・疲れた～」

メリーゴーランドの後、さんざん遊んだ私達。
ベンチで休憩中。

しかし蘭矢はまだ遊びたらないようで、私の腕を引っ張ってた。

蘭矢「ママ―！おうましゃんもっかい！！ぐるぐるも乗る～！」

何故にそんなに元気なんだ！！

私が年をとってるみたいではないか！！←
そういやのどかわいたなぁ・・。

それを見かねたのか、蘭丸が立ち上がった。

蘭丸「俺、飲み物買ってこようか？」

気がきくなオイ！妙に！！

A「私サイダー！」

蘭矢「おれんじじゅーしゅ！！」

蘭丸「はいはい。その辺の自動販売機のやつでいいよな？」

A「おっけー！」

＊＊＊＊＊＊＊そして今に至る。

A「・・・よし、迷子のパパを探しにいこう！」

探すためにケータイを使うまでもないだろう←

蘭矢「うんっ！」

私は、蘭矢の手をとって歩き出した

・

・

・

『可愛い子、俺等と遊ぼうぜ？』
『ほら、カラオケとか好き？』
『彼氏とかいんの？ばれなきゃいいじゃん！！』

自動販売機の方からそんな声が聞こえてきた。
ナンパ・・・？

可愛い女の子がナンパされてるのかな？
このまま通り過ぎたら大変なことになってしまうかもしれない。

助けなければ！

自動販売機の前に行って一生懸命声を張り上げた。

A「は、離してよっ！その子アタシの親友なんだから！」

・・・って、ちょっと待て待て！
ガラの悪そうな人に囲まれている彼女・・・いや、彼は・・・。

「・・・誰が親友だ、おい←」

A「蘭丸かよ！！！」

そう。ナンパされてたのは、霧野蘭丸。
１５分前から行方不明な私の彼氏さんでした←

『おっ、女の子二人とかちょうどいいし！』
『なに、そこの幼女！？可愛いんですけど！？』

ロリコンいるし！！

蘭丸「だからさっきから言ってるけど、俺男だって！」
蘭矢「おりぇも違うぅうううう！！」

『えっ、俺系女子萌える！』
『ヤバいっ！！シャットダウンする・・・！』
『３人一緒にお持ち帰りおっけー？』

えっ・・・この人マジでなんだ←
おっけーなわけないだろ！

なにはともあれ・・・まぁ、やるべきことは一つ。
近くにいたおじさんをつついた。

A「警備員さん、変な人がいます」

即座に通報すること←