私たち結婚しました (ページ31)

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ウギョル31 ページ31

Daniel side

買い物を終えて家に着いたらすぐ調理開始！

どうやら2時間後にお客様が来るらしい

ﾀﾞﾆｴﾙ「聞いてなかったけど、ヌナって料理得意なん？」

ｿﾖﾝ「可もなく不可もなく！」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ちなみに俺はお手伝い程度しかできないよ？」

ｿﾖﾝ「って言いつつなんでもできるカンダニエルでしょ？(笑)」

俺、ヌナのこの『ヘヘッ』って笑い方に弱いな

そうやっていたずらっぽく俺を見上げならが笑われると、たまらなく愛おしくなる

そしてエプロン姿もめちゃくちゃかわいい

ｿﾖﾝ「ニエラ～これ混ぜて～」

ﾀﾞﾆｴﾙ「はーい！」

微力ながら言われたことは忠実に！

ｿﾖﾝ「ニエラ～、油はねるからどいてて」

ﾀﾞﾆｴﾙ「じゃあ俺がやる！」

ｿﾖﾝ「いいよ～、危ないから」

ﾀﾞﾆｴﾙ「やだ！ヌナがヤケドなんてしたらどうすん？」

ｿﾖﾝ「ん～じゃあお願い！」

でも危ないからって代わったのに、しっかり俺の隣にくっついて見てて、意味ないやん(笑)

ｿﾖﾝ「これ味見して～」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ん？」

出来立てのチャプチェを当たり前のように『はい、あーん』ってしてくるヌナ

喜んでいいのか、子ども扱いなのか

ﾀﾞﾆｴﾙ「うわ！うま！」

ｿﾖﾝ「ほんとに？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ほんとに！でも、俺もう少し味濃くてもいいかも」

ｿﾖﾝ「よし、濃くするか」

ﾀﾞﾆｴﾙ「いや、お客さん的には丁度いいかもよ？」

ｿﾖﾝ「あ、そっか～お客さんに食べてもらうんだ～」

ﾀﾞﾆｴﾙ「なに？お客さん来るの忘れてたん？」

ｿﾖﾝ「うん、忘れかけてたよ(笑)ニエルのために作ってた！」

そう言って、いつものいたずらな笑顔でなく、ふわっと優しく笑ったヌナ

もう1度芽生えてしまった感情はもう留まらなそう

だって、仕事とはいえずっと憧れてきた先輩と仮にも夫婦っていう設定で共演できて、ゆっくりできる時間もあって、憧れの先輩は人としても
やっぱり素晴らしい人でって．．．．

ﾀﾞﾆｴﾙ「ヌナ～...」

ｿﾖﾝ「ん？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ううん、なんでもない」

きっと内に秘めれば秘めるほど、大きくなる

思わず『好き』ってこぼれそうになる

まだダメ。言ったらダメ。

この人にとって俺はただの後輩で同僚だもん

でも俺はもう、ただの仕事仲間ではいられない