ギャグ漫画にINしました。【ワンパンマン】 (ページ3)

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２の内容を少し変更いたしました。
更新が遅れ、大変申し訳ありませんでした。

では本編。

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悪魔。

実に非現実的ではあるが、自身の身がそうなってしまえば、認める、認めない、それ以前の事である。

「それにしても、悪魔かぁ…」

あれから、数年の時が立った。

悪魔の成長速度とは恐ろしいもので、生まれてから歩き出すのに一か月もかからなかった。

今は、15歳ほどの肉体年齢に、固定されている。

生まれて数年といえども、前世の記憶が残っているわけだし、悪魔というのは本来、人格が安定するのも早いという。

よって、流暢に喋っていても、別段怪しまれることもなかった。

さて、まずは取り巻く環境から、整理していこう。

私は、前世で事故死し、この世界へとやってきた。

悪魔が存在しているくらいだ、ファンタジーな世界観を想像していたが、世界のシステムはほぼ前世とは変わらなかった。

特例を挙げるとすれば、”ヒーロー”という、職の存在。

そして、超能力者が存在していることや、個人によって、身体的レベルの差が大きいということだ。

まるでコミック漫画のようだ、とも思い、正直興奮した。

だが、状況は芳しくない。

主に、悪魔族の実態である。

ひとえに悪魔族といえども、その数は過去より激減しており、今現在、純血の悪魔は全盛期の0.01パーセント程度しか残っていないという。

悪魔は基本的に人間と身体構造が酷似しており、その気になれば、人間と子孫を残すことができる。

だが、それでは当然、血は混ざり、純潔ではない中途半端な悪魔が生まれる。

本来、そんなことはあってはならない。だが、悪魔という存在が、人間がはびこるこの世界で、生きやすい訳がなかった。

細い生き方を強いられている悪魔にとっては、苦渋の選択だった。

そうすることで、悪魔たちは子孫を絶えず残してきた。

その結果、数はみるみる減少し、純血の悪魔など最早幻想的なものにまでなってしまっている。

そう、絶滅の危機に瀕しているのだ。

そして、その、幻想的なほどの存在として生まれてしまったから余計に質が悪い。

今や四人しかいない純血の一人、A・レヴィリエルとして生まれ付いたのだ。

実質的な打開策を求められる立場、責任を押し付けられる日々。正直、もううんざりだった。

そんな時、ある変化が訪れた。