Fantastic◆ActionーTFー【ファンタビ】

84:ホグワーツ 4 ページ38

A「今日は、話を聞いてくれてありがとう。また、どこかで」




ニュート「待って！」




Aは重い扉を開けて帰ろうとした時、ニュートは慌ててAを呼び止めた。




ニュート「良かったら、僕と一緒に魔法動物を世話するの…手伝ってくれないかな」





ニュートは勇気を振り絞って口にした。




自分から話しかけたり、誘うのは初めてに等しかったからだ。





Aは口端を上に吊り上げる。





A「世話するだけなんて嫌だ。…友達になって、私、A・ラベットナード」





ニュート「っ！、ぼ、僕は、ニュート・スキャマンダー」






ニュートにとっても、Aにとっても、ホグワーツで初めての友達が出来た瞬間だった。





それから放課後は、二人で魔法動物を世話するようになった。





・・・・・




世話をし始めて、数週間後。





ニュートがいつもの場所で魔法動物を世話していると、ゆっくりとAが入って来た。




前髪を目の上で揃え、髪は肩まで切って、後ろでハーフアップをしている。







A「……え、どうしたの」





ニュート「…っえ、あ、いや…誰かと思った」





A「魔法動物に好かれるためにも、身なりはきちんとしようと思って」

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