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デート編6 ページ8
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「着いた」
「うん。着いたね。でも何でここ？」
着いたと簡単にたった3文字でかっちゃんは目的地の到着だけ私に伝える。ここは、私にも見覚えがありすぎる場所だった。
ここは、かっちゃんの家の前だった。
「A、飯食っていけ。ババアには知らせてある」
「ほらもう…ババアとか言わない！」
私は「そこかよ」と、かっちゃんにつっこまれるが、まあね。まずそこはスルーしちゃいけないもんね。
「え…もしかしたらお母さんが夕飯作ってるかも」
「こっちでもう連絡した。是非行ってこいだとよ」
かっちゃんは私の質問に退屈した様に、欠伸をした。
「あっ…そうなの」
用意周到すぎる。なら、私はかっちゃん家で夕飯食べて帰るって事か。帰ってもご飯が無いのか。強制的にって事ね！嫌じゃないけど。
「ただいまー」
「お、お邪魔します」
何年振りかに入ったかっちゃんは、あんまり変わっていなかった。
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作者名：さっくぅ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cjs146406/
作成日時：2018年8月26日 16時
