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アイドル編10 勝己side ページ23
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突然ギターの音が鳴り響き、ロック調の曲が流れ出すと、会場が大きく湧いた。
いつのまにかステージにはバンド隊が登場していて、あとは今日の主役を待つのみだった。
バン！
激しい音と共に、金色の紙吹雪が舞い散り、目の前をキラキラさせた。そして、その中に登場したのは、俺の良く知るAだった。いや、こっちのAは良く知らないと言えるかも知れない。
たしかに、あのアイドル引操Aはそこに立っていた。
本人の登場によって、ますます会場は盛り上がる。
「キラキラな私を見てください！」
マイクを持ったAはそう言った。
いつもとは違う、まさに"アイドル"の様な弾ける笑顔だった。
「…すげぇ」
俺の口からはいつのまにかそんな言葉が出ていた。
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作者名：さっくぅ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cjs146406/
作成日時：2018年8月26日 16時
