【ヒロアカ】幼馴染が有名アイドルになって帰って来た件2【爆豪勝己】 (ページ18)

今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:42,283 hit

アイドル編5 勝己side ページ18

.

「皆んな揃ったね！じゃあいざドームへ！」

そう麗日が言った。バラバラで行っては逸れたり、席も全員一緒の辺りだから、皆んなでいこうと意見が固まっていた。だから、俺たちは今雄英の前にいる。
あと3時間ほどでコンサートが始まる。ここから少し距離があるが、大分早めに集合した、というところだ。

「なー爆豪、お前はAちゃんのコンサートとか行ったことねぇのか？」

切島が隣を歩き始めて、そう問いかけて来た。

「…別に興味無ぇし。あと隣歩くんじゃねぇ」

興味が無かった、というよりは、俺はあいつの事を覚えていても、Aが俺を忘れていては、俺が会いに行ったところでだったから。

「……ばくごー、お前引操にゾッコンだな」

俺がそう頭で考えている間、切島は何を思ったのか、そう言ってきた。
周りの奴にも切島の声が聞こえていた様で、「ひゃーー！」と言う麗日の声も聞こえた。

「何言ってんだテメェ！」

「自覚がないのですね。あれは明らかにAさんに好意を寄せています」

「あれ」と言うのが何か分からないが、俺はそんなに分かりやすいと思ったことはない。