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アイドル編3 ページ16
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「…私ね」
私が呟いた言葉に気付いた皆んなは、私の方をじっと見る。さっきまで騒がしかった教室はしんと静かになる。
「マネージャーにチケット貰って…皆んなに配ろうと思ったの。でも、迷惑だったり、興味無かったら、それはそれで悲しいから怖くて…でも」
私がそこまで告げて、顔を上げると、皆んなは後の言葉を察したかのように、にこりと笑った。
「皆んなが、こんなに必死にじゃんけんしてくれて、本当に嬉しかった。皆んな、ありがとう！」
「「「可愛いっ！！」」」
皆んなの声が重なって、それぞれがびっくりした顔を見合わせた後、大きな笑いが巻き起こった。
「私！ドームツアー頑張ります！！」
___________ドームツアーまであと数日
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作者名：さっくぅ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cjs146406/
作成日時：2018年8月26日 16時
