【ヒロアカ】幼馴染が有名アイドルになって帰って来た件2【爆豪勝己】 (ページ12)

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デート編10 ページ12

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「んーー！美味しい！」

きちんと常識の範囲内の辛さの料理を私は堪能している。やっぱり光己さんの料理は美味しいんだよなぁ…！
しかし、私の隣で黙々と大盛りに盛られた、赤々しい私と同じ料理(多分)を食べているかっちゃんは、表情を全く変えない。

「…かっちゃん、それ辛くないの？」

「丁度いい」

「えー…」

「あ、そうだ。あの話、聞かせてよ？」

私が呆れ、引いている時に、光己さんがそう声をかけた。あの話…というのは、高校初日の話か。私は、ニヤリとかっちゃんの方を見ると、かっちゃんはウザそうな顔をした。

「いいだろその話は…！」

「えー…だってねー。聞いてよ光己さん」

私はかっちゃんの制止も聞かずに、ただただかっちゃんの行動の一部始終を話そうとする。かっちゃんは手を私の口の前まで持ってきて塞ごうとしても、私もそれに反抗して、そうはさせない。
かっちゃんの腕を掴んで、私は笑顔で言った。

「かっちゃんったら、私がAだって気付か無かったんだよ？」

「えーー！勝己！それは駄目でしょ！」

かっちゃんは「うるせぇ！気付くか！」とまた言うが、顔は笑っていた。