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蘭「ぜんっぜん見つかんないじゃん…」
あれから1週間とちょっと
仕事が終わってからずーっとあそこで構えてる
日付が変わる頃までずっと
流石にそれ以上待ってても
彼女が外出してる可能性は低いので
帰ることにしてるけど…
まさか自分が1人の女の子にこんなに執着するとは
竜胆「兄貴、今日も行くの?」
蘭「当たり前じゃん♡」
今日こそ逢えるかもしれないし
竜胆「…任務に支障だすなよ?」
蘭「任せてよ、じゃあ俺は行くから」
今日はまだ時間が早い
あの子と初めて会ったのは…
8時過ぎくらいだっけ?
まだたっぷり時間があるな
今日こそ見つけ出す、って意気込むのはこれで9回目
「おにーさん暇?」
「おにぃさん私と遊ぼーよ」
俺に声をかけてくる子たちを軽くあしらって
周りに目を向ける
あー…この子たち煩いなぁ…
外にいると余計ダメなのか?
そう思って某コーヒー店に入って
変な名前のついた飲み物を買った
何なんだろ、ペチーノって
なんかちょっと可愛いよね
店員さんからそれを受け取って
窓から外が見える席に座ろうと数歩進んだとき
「あの、落としましたよ」
その声に首が取れるんじゃないか
ってくらい勢いよく振り返る
「あ、あの時の…」
振り返った先にはあの日の彼女がいた
蘭「久しぶり♡ありがとね♡」
彼女からいつ落ちたのかわからない封筒を受け取る
これなんの封筒だっけ
貴「お久しぶりです」
蘭「俺さ、あの日のお礼したくてずっと探してたの」
貴「え…余分な気を遣わせて申し訳ないです…全然気にしなくて大丈夫なので」
本当に申し訳なさそうに眉を下げた
蘭「なんで助けてくれたの?驚いたでしょ?」
あんな咄嗟に彼女のフリできるとか
貴「まぁ…声を掛けられる面倒さは知っているので」
蘭「あはっ♡よく声掛けられるんだ?」
そう聞けば彼女は頷く
あれ、ずっと逢いたかった彼女と会話してるじゃん
こんな話してる場合じゃない
蘭「お礼させてよ。連絡先知りたい」
貴「本当に大丈夫です。気を遣わないでください」
言い切る彼女
ガード固いなぁ♡
そんな所も魅力的に感じる俺は
結構重症かもしれない
蘭「お願い。俺、君に惚れてるの♡あ、灰谷蘭ね」
そう言えば彼女は分かりやすく顔をしかめた
貴「…冗談はよしてください。声掛けられるの面倒ってさっき言いましたよね?」
え、待って
このままじゃ収穫ないまま終わるじゃん
蘭「ねぇ、俺…結構本気なんだけど」
貴「…っ」
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華恋(プロフ) - 咲良さん» なるほどなるほど!そうだったんですね!不具合とかじゃなくて何よりです…!素敵な作品だったのでちょっと寂しさありますねぇ、、わざわざありがとうございました!これからもいろんな作品リピさせていただきます!頑張ってください! (7月11日 0時) (レス) id: 92a816f288 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 華恋さん» また読んでいただいてありがとうございます…!フラグ作品についてなのですが、私が管理しきれなくなってしまったため削除してしまったんです…読みたいと思ってくださったのに申し訳ありません… (7月1日 12時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - 連投すみません…下のコメ欄見て気になったので私も確認してみたんですが、他の作者様の作品一覧にはフラグ作品表示されるんですが、咲良様の作品一覧は何回開いてもフラグ作品が表示されてないんですよね…設定等いろいろいじりましたが原因がさっぱりです😥 (7月1日 9時) (レス) id: 92a816f288 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - ひっさしぶりに見に来てしまった…咲良様の作品の醍醐味はリピしても読んでて幸せになれることですね🥰 (7月1日 9時) (レス) id: 92a816f288 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 枝豆さん» フラグ作品が見れない設定になってると思うので確認してみてください! (2021年10月26日 18時) (レス) id: 387270c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山口咲良 | 作成日時:2021年10月11日 0時