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まだ効かないなぁ。もしかしたら、これ、致死量入れて無いのかも。ちょっとしたものなら、症状も出ないまま、効果が切れたりすることもあるし。そんな事ないかと、淡い期待を消してから、そこへ向かう。1番人がいなさそうな場所を選んだつもりだけど、居たらどうしようか。誰もいなければいいのだけど…
…これは、偽装のためなのだから。
扉を開けると、思いも虚しく。カッコイイお姉さんに手を出そうとしてる、メガネさんと出会ってしまった。完全に目が逝っている。それを見た瞬間、
「止まってください、狼さん！」
と、怒りながら言った。ニコリと微笑むと、お姉さんはこちらを向き、そして、察したように出ていく。
メガネさんと私の2人きり。このままだと、私の死は、メガネさんが原因とされるだろう。お姉さんが、証言してしまうから。だけど、私は、メガネさんが原因だとは、思って欲しくない。だって、これは、自死なのだから。ならば、やるべき事は、1つしかない。
…これ、催眠入ってるな。眠いなぁと思いつつ、メガネさんに話しかけた。
「メガネさん、私の言葉を聞いてください。その後なら、私を殺しても、構いませんので…お願いします…！」
「…まあ、いいですよ。これが最後でしょうしね」
悲しそうに言うその人。
ああ、やっぱり、私は死ぬのか。まあ、どうせいつか死ぬし、別にいいか。
回るまで時間がかかるそれを、伏せかけてる目で眺めながら、メガネさんに問いかけた。
「あ、あの…手にかけるなら、私にしてくれませんか…？私、誰にも死んで欲しくなくて、でも、しなければ、死んでしまうのなら…」
「…何故ですか？今貴方を殺せば、私は、アオリさんに狼扱いされてしまう。それなのに？」
「私は、皆さんの良いところを知っています。だから、死んで欲しくないし、命を奪って欲しくもないんです」
そう語る。そう、私は、誰にも死んで欲しくない。目の前で人が死ぬのは、もうやめてほしいのだ。
「…では、どうしろと言うのですか。このままだと、私、死んでしまいますよ」
「それなら大丈夫です。私、さっき、毒を飲んだので…また別の毒を飲むか、時間が経てば、死にますよ」
「…へ？」
そう、淡々と伝えると、間の抜けた声が聞こえた。
その顔には、焦りが見える。あれ、この人、狼だよね？考えれば考えるほど、混乱して、頭が回らなくなる。
…あれ、これ、物理的に、回らなくされてるような。
そう思うと同時に、冷たい地面が、顔に迫ってきた。
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ゆのみ(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» ありがとうございます！少しずつ更新していく予定なので、ゆっくりお待ち頂けますと嬉しいです…！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月11日 1時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» nayuさん…！はい、更新頑張りますっ！コメントありがとうございます(^^) (2021年7月19日 10時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
nayu - ゆのみさん！スランプ状態なのはわかっていますが、更新頑張ってください！ (2021年7月19日 6時) (レス) id: 900d4dc860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» ありがとうございます！そう言って下さり嬉しいですっ！ライムちゃん、大人っぽくするつもりだったのですが、結構可愛くなっちゃいました(笑) (2021年6月27日 12時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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