すとーんずと同級生 (ページ19)

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それからちょっと気まづいけど4人でカフェに移動して、神宮寺くんとは、神くん、Aちゃんって呼び合うことになった。

勇太「ていうかさ、Aちゃんって紫耀がずっと探してた子でしょ！？」

紫耀「ブッッッ！！！！」

紫耀「神！何言ってんだよ！！」

勇太「女子校に彼女居るやつ探して片っ端からその学校に白石Aちゃんって名前の子居ないか聞いて回ってたじゃん。」

『……え…？』

紫耀「あ～いや、違くはないけど、女子校に行くって言ってたから、気になって…女子校じゃなかったんだね…」

『あ…うん。志望校変えてたの。』

紫耀「そっか、元気そうで良かった。」

麻耶「A、紫耀くん私達行きたい所出来たから行くね！！紫耀くんAの事送ってあげてね！」

『…えっ！？ちょっと、麻耶、』

勇太「紫耀また明日な～！Aちゃんもまた！」

……………麻耶……おせっかい………

紫耀「行こう。送るよ。」

『まだ明るいし、大丈夫だよ。』

紫耀「ダメ。ここからじゃAの家つく頃には暗くなってきてるし何かあってからじゃ遅いから。」

『う、うん。ありがとう…』

付き合ってた時もそうだった。

心配性でどうしても無理な時以外は毎日家まで

送ってくれてた。紫耀のお家とは別の方向に

あるのに。危ないからって。

『…紫耀、全然変わらないね…笑』

紫耀「えっ！？何が！？」

『遠回りなのに送ってくれたり、自然と車道側は紫耀が歩いてくれたり、私の歩くスピードに合わせてくれたり。』

紫耀「…当たり前じゃん。Aは、大切な子だから…」

『…え………』

紫耀「…もちろん、友達としてね。」

『う、うん…』

紫耀「好きな奴居るんでしょ？？」

え…

紫耀「なんとなく分かるよ。可愛くなってるしね」

紫耀「Aなら大丈夫だよ。頑張って。」

『…ありがとう、、』

それから紫耀とLINEを交換した。

友達だろ？って言われて断らなかった。

私の事を見る顔が好きな人が居るって聞いた紫耀の

顔が辛そうに歪んだのを気づいてしまったけど、

私はまた気づかないフリをした。