東洋の魔女 (ページ10)

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私は杖を出し船を乾燥させ綺麗にした

「急ぎたいな…2人共ホグワーツではバラさんでくれるか？」

「勿論」

ハリーは魔法が見たくてうずうずしていた

ハグリッドはピンクの傘を取り出し船べりを2度叩いた

すると船は滑るように岸に向かった

「グリンゴッツを襲うのはどうして狂気の沙汰なの？」

「呪い…呪縛だな」

ハグリッドは新聞を広げながら答えた

「うわさでは、重要な金庫はドラゴンが守っているということだ…それに道に××」

ここから先は聞き取りが出来なかった

日刊預言者新聞をハグリッドが読んでる間私はハリーから幾許か質問を受けた

「君は歳はいくつなの？」

「何歳に見える？」

アジア人は分かりにくいと言われるので本当に試してみたかった

「えぇとね…7歳とか…？」

「そんなに？！」

「本当は何歳なの？」

「あなたと同じ12歳よ」

「えぇ？！」

「アジア人の年齢は分かりにくいって本当なのね」

「何人なの？」

「日本人よ、日本の魔法学校に通ってたの。9月からはあなたと同じホグワーツよ」

「その服は制服？ローブの色が綺麗だ」

「ありがとう、このローブは持ち主によって色が変わるの」

「君の髪の色によく似合ってるよ」

「おだてが上手いのね」

「君のその髪留めとミトンブレスレットは何？」

「これは魔法具なの、悪いものから自分を護ってくれるの」

「君の片メガネにもなにか仕掛けがあるの？」

チェーンの着いた方メガネを彼が指さしてきた

「これは幽霊が見えなくなる為のメガネよ」

「幽霊？！」

「ホグワーツにもいっぱい居ると思うわ」

「幽霊が見えるとたまに不便だからメガネをかけるようにしているの」

「そうなんだね」

「君の家は…その…マグルなの？」

「マグルよ、そして貴方の叔父さんや叔母さんのように魔法を忌み嫌っている」

「…それは、辛いね…」

「慣れてるわ、でも貴方の方が辛そう」

「慣れさ」

「異常よ」

ハグリッドが唐突に口を開いた

「魔法省がまた問題を起こした」

日刊預言者新聞を読んでいたハグリッドがため息をついた

「魔法省なんてあるの？」

「そんなのもあったね」

「君も知らないの？」

「日本じゃそこまで重要じゃないの」

ハグリッドが魔法省の解説をする

暫くすると岸壁にあたった

小さな町を駅に向かって歩く途中道行く人が私たちを見てきた

和服の女と体格が良すぎる男と痩せた少年
おかしい