東洋の魔女 (ページ28)

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その後に先生は自分の教育理念を私達に話した

正直如何でもよかった

急に先生がハリーの名を呼んだ

「ポッター！アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じて加えると何になるか」

ハリーは答えられずにしどろもどろだ、そりゃそうだ

私はこのような重い雰囲気が嫌いである

スリザリン生がくすくすと笑い出した

精神衛生上本当に良くない

「生ける屍の水薬」

自分を止めようと言う意識よりも先に口が動いていた

「…イズミ、何か発言をする時は挙手を」

「今ハーマイオニーは挙手をしていたのに当てられていなかったので回答しました」

「それは今ポッターに質問したからで」

「ハリーは答えられそうにないのにそれを察さずに次に進まないのは良くないと思います」

「答えられないのが良くないと言っているのだ」

「生ける屍の水薬は一年生の範囲では無いと思いますのでそれをわざわざ質問するの子供っぽいかと…すみませんそう言えばこっちの国では察しの文化ってないんですよね…」

「でも察する事は教育者として重要な事だと私の恩師が言っていました、この機会に是非」

スリザリン生に嫌な事散々されていたのでその寮監に言い返せるのはとても清々しい

その後笑っていたスリザリン生も静まり返り先生は淡々と生ける屍の水薬に関して説明した

「吾輩と知識が渡り合った事でスリザリン一点加点」

嬉しくない

その後おでき治療の薬を作った

「貴女もかなり勉強しているのね」

ハーマイオニーがそう言ってくる

「過去の知恵だよ」

「でも貴女出自はマグルって…」

「日本の魔法学校にずっと居たの、それだけ」

「なら貴女既に魔法の知識がかなり頭に入ってるのね！今度私に教えてくれたら嬉しいわ」

ハイテンションなハーマイオニーを見ていると視界の端でネビルが大鍋を溶かして薬が漏れ出ていた

「ハーマイオニー、椅子の上に乗って」

乗りやすいように手を貸した

「ありがとう」

授業が終わり昼食を摂ってマクゴナガル先生の部屋へ行った

「失礼します」

「どうぞ」

片付いている綺麗な部屋に紅茶のいい香りが漂っていた

「先生は最近如何ですか？」

「好調です」

「それはなにより」

「貴女さっきの魔法薬学でスネイプ先生言い負かしたって聞きましたけど本当ですか？」

「いや…それは…その…」

「怒ってはいませんよ、ハリーを助ける為とも聞きました」