＃２９ 戦隊ヒーロー ページ6
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霧野 side
みんなで協力したおかげで、すぐにキャンプの準備は整った。
天馬や信助といった誰にでも溶け込んでいけるメンバーは、すぐにランたちと仲よくなって、談笑している。
剣城や白竜といった疑っているメンバーは、後ろの方で何というか…悪口、じゃないんだよな。あ…意見か？
ちなみに。信じてるけど溶け込めない。人見知りな一面がある(らしい)俺は、ただ後ろのほうからみんなの様子を見守るだけ。
一見、すごいいい先輩に見える(らしい)が、実はただ単に溶け込めないだけ。
いつもは俺以上の人見知りを発揮する神童でさえも、ＬＢＸは俺がこの世界に来た時に知っているからか、興味津々で近づいて行った。
キャンプの準備をしているときに名前を知った、山野バンって人の父親の山野博士。博士によると、共同で準備をさせたのは俺たちが仲よくなるため…なんだと。
だが、状況をよく考えてほしい。
天馬、信助、太陽、狩屋、錦、フェイ、神童、女子一同以外のメンバー…。つまり、俺、雪村、剣城、白竜は、仲よくなるどころか距離をとっている…気がする。
なんか、これ以上１人でいるのもなんとなく悲しくなってきた…。そう思い、雪村の方に向かってみた。
「霧野君もさ、人に話しかけられないタイプ？」
「ってことは、雪村もか？」
「なんだかんだ言って、結構人見知りなところがあって…。ああやって仲よくなれないんだ」
「……奇遇だな、俺もだ」
そこで一度会話が途切れる。ふぅ、とため息をついて、再び雪村は話しだした。
「にしても、スタジアムにＬＢＸ…って言ったっけ。大量に来た時は驚いたな。俺、小さい頃子供向けのアニメとか見てたんだよ。一瞬、あのアニメの延長かと思ったもんな」
「それは案外向こうも同じかもしれないぞ？ヒロって言ったか？『強烈なシュートを打ち込んでください』って言ってたじゃないか。あっちには必殺技なんてないらしいじゃないか。戦隊ヒーローの技みたい、って思ったやつもいるかもしれないぞ？」
「当たり前の常識が通用しないんだもんな。俺も信じられないしな、ロボットなのに…って」
雪村に返答しようとしたとき、「霧野先輩！雪村さん！白竜、剣城！こっち来てくださいよー！」なんて、天馬の声が聞こえて、苦笑いしながら、彼らの元へ向かった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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美徠(プロフ) - 面白い！私は蘭丸とランが好きなのでこの話いいです！更新止まってますが少しずつでいいので更新してくれたら嬉しいです!!!頑張ってください！ (2014年7月6日 7時) (
レス) id: ea23e9f925 (このIDを非表示/違反報告)
妹 - 更新頑張って下さいね!! (2014年3月18日 11時) (携帯から) (レス) id: 221f6d557b (このIDを非表示/違反報告)
泉☆雫(プロフ) - 全部読みました。更新頑張ってください (2014年2月6日 0時) (レス) id: a7e9759f2a (このIDを非表示/違反報告)
練白啾(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます！ (2014年1月26日 9時) (レス) id: bacb5a0351 (このIDを非表示/違反報告)
神奈蘭歌(プロフ) - 綾猫さん» コメントありがとうございます!! 更新するとか言いながら全然出来なくてごめんなさい!!すみません!!ですが更新頑張ります!! (2014年1月21日 17時) (携帯から) (レス) id: 310b4a74d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈蘭歌 | 作成日時：2013年5月5日 19時
