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7話 ページ8

『あ、あ、ありがとうございます!』

寂雷「ふふふ、独歩君達には私から伝えておくよ。」

『はい!それはで失礼します!』

〜寂雷side〜

独歩君からの食事の誘いは珍しかった。

それに、独歩君にも連れがいた。と言うのも興味深い。
会ってみると、独歩君とも仲良さげに話していたし、
以前、交際してる女性がいる。と


これは中々興味深い。

麻天狼としてチームを結成してから


そこそこの知名度はあるのではないかと私も自覚している。


知名度がある故に色々な女性に言い寄られることも

会社員である彼も取引先で女性と話す機会だってあるだろう。


それがもし一二三くんの為だったとしても

その交際している女性が
一二三くんと同等の信頼や愛情。


もしくはそれ以上なのか。

夜のシンジュクの飲み屋が立ち並ぶ通りは

決して人が少ないとは言えない。

LINEで指示された場所へ向かううちに
一通りの中に赤寄りの茶髪と
涼し気な青緑のメッシュの入った髪が見えた。

麻天狼のメンバー

観音坂独歩君は
一般の人と比べると確かに身長が高い。


更に目立つのが
独歩君とはしゃいでいる

伊弉冉一二三君。


ホストらしく金髪に緑色のメッシュが入っていて
身長も180近かったはず。

やはり目立つな。


まぁ、195ある人がそんなこと言ってたら
始まらないんだけどね。

『こらこら一二三君、こんな人が多いところで喧嘩はやめようね。』

いつものテンションらしく
騒ぎ気味の彼を注意する。

ふと彼の隣に目を向けると

かなり小柄と言って良いであろう
とても可愛らしい女性がいた。

〜〜〜〜〜

貴方「すみません、ちょっと出てきます」

恐らく会社からであろう連絡に
彼女が1時離脱する。


あまり女性経験があるのかは知らないが

独歩君の新しい1面を垣間見た気がして思わず頬が緩む。

『ふふっ…』


独歩「せ、先生…?どうしたんですか?も、もしや体調が悪いとか…すみませんすみません、俺のせいで…」


『あぁ、違うんですよ。
独歩君の意外な一面が見れた気がしてね。』


独歩「意外…ですか。」


一二三「俺っちでも慣れれば大丈夫だったから、
センセーもきっと仲良くなれるっしょ!」


独歩「はい!彼女…凄いいい人なんです。
こんな頼りない俺でも嫌な顔一つせず面倒見てくれて…俺なんかより仕事多いはずなのに…」


赤裸々に彼女のいい所を話す独歩君の意外な一面には驚いたが、その話す姿からは、本当に彼女のことが好きなのが伝わってきた。

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作者名:らむ | 作成日時:2019年4月8日 21時

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