三日目。 ページ9
side松野一松
朝起きると隣にカラ松はいなかった。
もう昼である。少し寝すぎた。
そりゃあカラ松だってどっか出かけるよな。
ふと、昨日のカラ松の言葉が、僕の頭を支配した。
――――俺のこの行動にも意味が欲しい?
あの時のカラ松を思い出すだけで、ドキドキと心臓がうるさい。
濡れた髪。
僕をふさぐ腕。
独占欲にまみれたみたいな瞳。
そして、顔を近づけ、
キスを……
「しなかったけど」
それでもなんとなく唇に手を当てる。
もし、もしも本当にあの時カラ松が僕に触れていたら
僕たちの関係はどうなっていたのだろう。
カラ松は僕のことが好きなのだろうか。
自惚れてるってわかってる。
だいたい、カラ松のあの行動がキスをしようとしたわけではないのかもしれない。
それでも、そんな疑問を持たずにはいられない。
でも、もし、そうだったとしても
僕たちは結局のところ家族で、兄弟で、男同士で、
どうしたって変えられない。
ロミオとジュリエットのように立ち向かえない。
僕らは臆病者。
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らむ。(プロフ) - リオさん» ありがとうございます!とても嬉しいほめ言葉です!(*´▽`*)がんばります! (2016年9月15日 21時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - とても素晴らしい作品でした これからも頑張ってください! (2016年9月15日 17時) (レス) id: 889e2571f1 (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - 妖精さん» こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございます!私も二人の甘々を書いていきたいです笑 (2016年9月9日 22時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
妖精(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがどうございまじた。゚(゚^ω^゚)゚。2人の甘々を見ていたいですぅぅぅう! (2016年9月9日 22時) (レス) id: 23cfb2a52c (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - りん@カラ松girl☆さん» こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!^^ (2016年9月7日 20時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむ。 | 作成日時:2016年8月25日 9時