とある猫の想い。6 ページ34
私はすぐに玄関を抜け出した。
今更のように思う。
私はなんてことをしてしまったのだろう。
悲しませたくないなんて言って、
結局、彼の困ることをした。
私はいったいなにがしたいの?
そして、ふと思い出す。
一松君が前に言っていたこと。
「家族にばれた時は、僕はこの世界から消えるよ。
誰にも知られないようにね。
その時は……海がいいな
だってね、」
カラ松の青だから。
ダメ。ダメだよ。
私のせいだ。私のせいで一松君は、
いそいできた道を引き返す。
そこには一松君の姿も松野カラ松の姿もなかった。
私はひっそりと駆けだした。
探さなきゃ。
松野カラ松を探さなきゃ。
なんて、馬鹿なことをしたのだろう。
一松君が本当に死ぬつもりだったら、私は、
一生後悔したって悔やみきれない。
走れ。走れ。走れ。
今の私は稲妻よりも速く走らなきゃならない。
40人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「おそ松さん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らむ。(プロフ) - リオさん» ありがとうございます!とても嬉しいほめ言葉です!(*´▽`*)がんばります! (2016年9月15日 21時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - とても素晴らしい作品でした これからも頑張ってください! (2016年9月15日 17時) (レス) id: 889e2571f1 (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - 妖精さん» こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございます!私も二人の甘々を書いていきたいです笑 (2016年9月9日 22時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
妖精(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがどうございまじた。゚(゚^ω^゚)゚。2人の甘々を見ていたいですぅぅぅう! (2016年9月9日 22時) (レス) id: 23cfb2a52c (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - りん@カラ松girl☆さん» こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!^^ (2016年9月7日 20時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らむ。 | 作成日時:2016年8月25日 9時