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桃色の想い。2 ページ26

チョロ松兄さんのこと、僕は納得していなかった。



おかしい?ありえない?
二人のこと、よくも知らないくせに偉そうにすんな。


少し気が立っていた。




そして僕はふとこんな疑問が浮かんだ。



「十四松兄さんはさ、いつ知ったの?」



「んー?なんとなく!!」



なんとなく、か。
十四松兄さんらしい。



「なんかね、似てたの!」



「え?」



「あの子に!」




あの子。

十四松兄さんが言う『あの子』とは彼女しかいないだろう。


十四松兄さんと一時期、いい感じになってたものの
田舎に帰ってしまった彼女のことだ。




「僕ね、一松兄さんとカラ松兄さんの目。
 変だな〜って思ってた。いつからだったかは忘れちゃったけど

 でも、気づいたんだ!あの子に会ってから!
 この目って、大好きですって目なんだって!!!」



「そっかぁ」



「うん!」



目。確かにあの二人、あなたに恋してますって目してるな。
なんでお互い気づかなかったんだろ。



「ね、トド松」



「ん?なぁに?」



「チョロ松兄さんね。
 ただ気持ち悪いとか思ってるってわけじゃないと思うの。
 自分の中で整理できないっていうか、
 チョロ松兄さんきっと戸惑ってるよ。ただそれだけだと思う
 だからね、トド松、」



オロオロと言葉を続ける兄さん。
少し意外だった。

僕がイライラしてたの気づいてたのかな。



「…わかったよ。
 ごめんね。十四松兄さん」



「…え〜?なんでトド松が謝るの?
 僕なんにも怒ってないよ!!」



ホッとした様子をみせて、いつも通りに戻る十四松兄さん。



「ふふ。…よし、じゃあ布団しいちゃおっか!!」



「あいあい!!」





いつか、いつかでいい。

チョロ松兄さんに二人のこと理解してもらえたらいいな。

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設定タグ:BL松 , カラ一 , おそ松さん   
作品ジャンル:恋愛
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らむ。(プロフ) - リオさん» ありがとうございます!とても嬉しいほめ言葉です!(*´▽`*)がんばります! (2016年9月15日 21時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - とても素晴らしい作品でした これからも頑張ってください! (2016年9月15日 17時) (レス) id: 889e2571f1 (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - 妖精さん» こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございます!私も二人の甘々を書いていきたいです笑 (2016年9月9日 22時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
妖精(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがどうございまじた。゚(゚^ω^゚)゚。2人の甘々を見ていたいですぅぅぅう! (2016年9月9日 22時) (レス) id: 23cfb2a52c (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - りん@カラ松girl☆さん» こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!^^ (2016年9月7日 20時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らむ。 | 作成日時:2016年8月25日 9時

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