三日目。11 ページ19
一松はぎゅっと、俺の背中に手をまわし顔をうずめた。
「…そんなの、ずるい、
そんなふうに、いわれたら、
ことわれない、じゃん」
「一松は俺のこと好きじゃないのか」
そう囁くと、
一松はバッと顔をあげた。
「すきっ!……に、きまって、る
けど、カラ松はそれで、いいの」
「当たり前じゃないか。
だって、こんなにも好きなんだぞ?」
ドキドキと高鳴っている胸に
一松の手を置いてやる。
聞こえただろうか。
この気持ちは。
「でも、でも、ぼくたちは兄弟で、」
「関係ないさ。さっきも言っただろ?
弱虫なりに、少しくらい強がったっていいんだ」
「カラ松は?カラ松は、いいの?
本当にいいの?ぼく、こんななんも持ってない。
けど、カラ松はたくさん持ってる。
それなのに、僕を選んでいいの?」
「俺にはもう一松しかいない」
「ほんと?」
「ふふ。疑り深いなぁ、一松は。
死んでもいいさ。この愛のためならな」
涙目で、俺に本当?と聞く一松はなんとも可愛らしい。
「…いたすぎ、でしょ。
…でも、僕も同じこと思ってた。
死んでもいいって」
「そうか」
「僕、好きだよ。カラ松のこと、好き。
すごい好き。好き。大好き。愛してる」
ふにゃりと笑って、何度も好きという一松に
顔が熱くなる。
あぁ。俺もだ。と答えながら
何度も何度もキスをした。
((あぁ、海が綺麗だなぁ))
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らむ。(プロフ) - リオさん» ありがとうございます!とても嬉しいほめ言葉です!(*´▽`*)がんばります! (2016年9月15日 21時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - とても素晴らしい作品でした これからも頑張ってください! (2016年9月15日 17時) (レス) id: 889e2571f1 (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - 妖精さん» こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございます!私も二人の甘々を書いていきたいです笑 (2016年9月9日 22時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
妖精(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがどうございまじた。゚(゚^ω^゚)゚。2人の甘々を見ていたいですぅぅぅう! (2016年9月9日 22時) (レス) id: 23cfb2a52c (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - りん@カラ松girl☆さん» こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!^^ (2016年9月7日 20時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむ。 | 作成日時:2016年8月25日 9時